サイズを測って平面に書き写すときの

原理原則は



・自分が中心と決めた線から

必ず「直角」か「直角の直角」で測る

・長さが絶対の指標になる

・同じところを別方向から測ったときに

測った長さがズレたら、そのズレ分の

ダーツがあるというとらえ方をする


ダーツについてはまた別の記事で

こまかく整理します。


BPを中心とするダーツの理解は

あくまで

ある程度描きたい形がわかっている人が

時間と労力のロスなく描くためにやる

やり方、

ととらえる方が

学びやすいと思います。


立体のサイズを測って

それをそのまま平面に書き写す作業では

どんなものをかくのであっても

基本は


同じ場所を測ったときの

長さの違いが

ダーツの存在そのもの


と考えます。


パタンナーさんのノウハウを使う前の段階の

知識ですねー。






ではやってみるよー。


まずは

衿ぐり以外に

補正を気にしなくてよい型紙を

用意します。

ここから

衿ぐりを広げるチャレンジです。



※元々の型紙からどのように

衿ぐりを広げたのか、

わかるようにしておきます。


※ここでは前中心を計測の軸と決めます。



1. 仮縫いする布の

前中心の地の目をキレイに整えます。


※今回は衿ぐりだけを見れたら充分と

考えます。

余裕のある人は身ごろ全体の地の目も

整えてください。





2. 衿ぐりを広げた型紙を置いて

前中心をきちんとあわせて

裁断します。





ごめんなさいm(_ _)m

ここから下のことをやっても

型紙修正のためのダーツについては

わからんです💧

大変に申し訳ない(>人<;)



3. まだ布の状態で

前中心になる地の目を鉛筆でなぞり、

つまむときの目安にする2箇所を

適当に決めて

横地の目をなぞり線で描きます。

この2箇所は

型紙の方にも線をひいておきます。


※横地の目はブレやすいので

そっとひいてください。





4. 型紙の指示通りに縫います。





5. 試着します。

このときに

横地の目に印を入れた位置を含めて

衿ぐりが浮いていることを

確認します。

もし位置が浮いてるところからズレていたら

横地の目の印をつけ直します。




6. 一旦脱ぎ、

横地の目に印を入れたあたりだけ

軽くアイロンをあてます。

軽くですよ!つまみやすくするだけです。





7. もう一度試着します。

このとき手もとに

安全ピンをひとつ用意します。


上から順に

前中心でつまんで

安全ピンで横地の目の線の上でとめ

(まち針でとめるときの要領で)

そのまま片側に倒し、

それが自分の体に沿うかを確かめます。


※できれば体を動かして確かめたいので

指でつまむのではなく

安全ピンを使います。




8. 確かめたら

ピンを外して

ピン跡を見失わないための印をつけます。




9. 二本目の印も同様にします。


※一本目の影響なしで測りたいので

必ず外してからね!





10. 脱いでアイロンで折った箇所に

軽くアイロンを角であてて折り目を

ゆるめてから

平なところに広げて置きます。

つまんだ長さを測って

型紙の方に写します。




11. そのふたつの印を

直線でつなぐと

衿ぐりを広げたときにできる胸ダーツが

確認できます。


試し縫い生地と型紙と両方に

ダーツの線を入れ、

生地の方は実際にダーツを縫って

試着して確認します。






次の記事では

ここで確認できたダーツを使って

ダーツのない前身ごろと

衿ぐりと肩線を描きます。


その準備として

ダーツを縫った後の衿ぐりの長さを

測っておきます。

それから、

土台に使った型紙の肩線の長さも

確認しておきます。




軟弱者でごめんやけど

暑くてバテて

貼るべき画像を撮れてないんだわ。


撮れたら貼るから

とりあえず文字だけの状態で

いちどアップするね(>人<;)