Uncut 2012年11月号 | とりたちのこえをきく

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自分用メモと感想置き場です。The Byrdsとか好きです。

Uncut [UK] November 2012 (単号)/著者不明
¥2,095
Amazon.co.jp


また英語読めないくせにこんなもの買いやがって!!!
Uncutの表紙がバーズだというのを嗅ぎつけたので、とりあえず買ってみました。
音楽雑誌で取り上げられるのは、それはもう当時から何度も何度もあったことかと思うけれど、リアルタイムで遭遇したのは初めてで感動した。
Uncut買うの初めて!むしろ音楽雑誌買うの初めて!そもそも海外の音楽雑誌は、せいぜいローリングストーンとNMEくらいしか知らなかった!
中を流し見したところ、古めのバンドを取り上げてることが多いので、この雑誌はそういう路線なんだろうか。


バーズ特集はフルカラー17ページ+FreeCDだよ。


【本誌】 企画三本立て


●名うてのバード兄弟の頃のバーズの話
(長くて読めないから誰か和訳頼むよ)
存命メンバー3人のお話が載っている模様。写真も豊富で、自称ご近所一のバーズオタであるわたくしが、見たことのな写真があって嬉しかった。

●いろんな人が選んだ素晴らしい20曲
"bandmates,friends,famous fans select the 20 best songs"とのこと。
全曲ここに載せるのは、営業妨害なので差し控えます(一年くらい経ったら良いかな?)。
ただ言いたいのが、なぜか初期~中期に選が偏っていることと、クロスビー作のものが多いこと。
前者はもしかしたら、後期除くという縛りがあるのかもしれないと思って読んでみたけれど、そうでもなさそう。
後者は…うーん、クロスビーはいわゆるミュージシャンズミュージシャンというやつなんだろうか。

回答者として出てくる人は列挙しておくね。
有名どころや意外な人もいて、驚く。

 Ian McNabb
 J Mascis,Dinosaur Jr.
 Simone Felice
 Bobby Gillespie
 Nick Power,The Coral
 Lou Barlow,Dinosaur Jr./Sebadoh
 David Crosby
 Mark Gardener,Ride
 Brent Rademaker,Beachwood Sparks
 Simon Nicol,Fairport Convention
 Richard Hawley
 Roger McGuinn
 Jonathan Wilson
 Mikal Cronin
 Emmylou Harris
 Yan Dyke Parks
 Ty Segall
 Sid Griffin,The Coalporters
 Chris Hillman

うわーこれは思わず読みたくなる人選だね!
ヒルマンさんのコメントはいつも優しいので、気持ちがあたたかくなるよ!(わたしの脳内訳が合っていれば)

●昨日より若く
付属CDの紹介ページだよ。


【付属CD】

Younger Than Yesterday 16 Tracks Inspired By The Genius Of The Byrds
バーズに影響を受けた曲や、カバー曲などを集めたCD。
半分くらい知らないやつだったけれど、とても楽しめました。


01. Sparks Fly Again - Beachwood Sparks
02. Wasn't Born To Follow - The Sadies
03. 1000 years - The Coral
04. Vis-a-Vis - Allah-Las
05. Draft Morning - The Coal Porters
06. Seagull - Ride
07. Mr. Spaceman - Velvet Crush
08. Hand It Out - Woods
09. Jules And Jim - Nada Surf
10. Feel A Whole Lot Better - Flamin' Groovies
11. Assemble - The Marble Vanity
12. Again And Again - Mikal Cronin
13. People & Places - Hush Arbors
14. Wild Mountain Thyme - Simone Felice
15. Captain Ace - The Soft Pack
16. Turn! Turn! Turn! - Papa M


バーズカバーは、02、05、07、10、16で、インストは16のみ。
手にして初めてラインナップ知ったんだけれど、ヴェルヴェットクラッシュのミスタースペースマンが収録されてるだけで軽く叫ぶほど嬉しかった。(確かアルバム未収録だったはず)出来は言わずもがな。
他のバンドもヴェルヴェットクラッシュ系の爽やかサウンドだったり、眠たくなるような甘いボーカルだったり、自分の好きな音楽が詰まっていた。
フォークロックが多め、少しカントリーロックとほんの少しのサイケ。

05のコールポーターズに関しては、むしろロングライダーズのほうが影響バリバリ受けてるんじゃないかなぁとやや首をひねる。(どっちもシド・グリフィンさんのバンドだよ)

ここで「へえ」と思ったのが、06のライド。バーズとシューゲイザーが繋がっているとはあんまり思わなかった。
まだまだいろんな音楽を聴き足りないなと、改めて思いました。

ほぼ全部気に入ったけれど、強いてあげるなら04、07、09、11、15が良いなぁ。