GP | とりたちのこえをきく

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自分用メモと感想置き場です。The Byrdsとか好きです。

GP/グラム・パーソンズ
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1973年作品。グラム・パーソンズのソロ第一作目。


自分が好きなグラム・パーソンズはISB~バーズ~ブリトウズなので、それらに比べるとソロ二作を聴く頻度は少ない。嫌いなわけじゃないけれど、感想を書けるほど聴きこんでないかなぁと思ったのでいつか改稿する。


ゆったりとしたカントリーロックやバラードが多い。
ロックしてたブリトウズに比べて、ずっとカントリー寄りなのでしんみりと聴ける。
バンドでやっていたときよりも、本質的な無垢さが出ているように自分は感じた。


曲や演奏自体は良いなと思うけれど、きっと他の人が歌っていたらその場限りで聴き流してしまうかもしれない。
やっぱりグラム・パーソンズの歌声は、人の心を惹きつける力がある。
ギグのとき、聴いていた女性客が泣いていたというのも分かるなぁ。


そしてエミルー・ハリスの優等生然とした声が、グラム・パーソンズのよれ気味な声との親和性が高く、また良い。


ジャケットは素敵すぎて、他に何も言うことありません。


01. Still Feeling Blue - Gram Parsons
02. We'll Sweep out the Ashes in the Morning - Joyee Allsup
03. Song for You - Gram Parsons
04. Streets of Baltimore - Harlan Howard / Tompall Glaser
05. She - Gram Parsons / Chris Ethridge
06. That's All It Took - Carlos Grier / Darrell Edwards / George Jones
07. New Soft Shoe - Gram Parsons
08. Kiss the Children - Gram Parsons / Rick Grech
09. Cry One More Time - Peter Wolf / Seth Justman
10. How Much I've Lied - Gram Parsons / Pam Rifkin
11. Big Mouth Blues - Gram Parsons


明るいカントリーロックの01は、フィドルあり・ペダルスティールありの楽しい曲と思いきや、失恋の曲。
歌詞が好き。「君の名前を聞くたびに、死んじゃいたくなる。僕はまだ憂鬱なまま」


02でのデュエットが、このアルバムいち素敵で、エミルー・ハリスと巡りあえたことが必然だったようにも感じられる。


03や05は大好きだけれど、ボーカルがひどいなぁと思う。
と同時に、音をはずすのがグラム・パーソンズの魅力の真髄なので、どうしようもなく惹かれるものでもある。
珠玉の名曲。


04や08、10はスタンダードなカントリーロックで心地よい。グラム・パーソンズのボーカルも絶好調で、クリア。
06では、エミルー・ハリスが存在感のあるボーカルを聴かせてくれる。
物語を読み上げるように歌う07も、穏やかな曲。


09や11はR&Bの要素もあり、ブリトウズ期の曲を思わせる。
ちなみに09でリードボーカルをとっているのは、バリー・タシアン。ブリトウズとは違うのが、ギターがR&B調。
11は勢いのある曲に反比例するかのようにボーカルが元気ないけど、調子悪かったのかな。