SDGsという言葉がマスコミや企業の社会活動の目標に掲げられている。SDGsとは持続可能な開発目標(Sustainnable Development Goals)の略称だが一般の国民はよくわからないが「人類が生き続けていくのにいいこと」ぐらいの感覚であろう。
ユニセフのサイトを見てみると17の目標があって
1:地球上のあらゆる形の貧困をなくそう
2:飢餓をゼロに
3:すべての人に健康と福祉を
4:質の高い教育をみんなに
5:ジェンダー平等を実現しよう
6:安全な水とトイレを世界中に
7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8:はたらきがいも経済成長も
9:産業と技術革新の基盤をつくろう
10:人と国の平等をなくそう
11:住み続けられるまちづくりを
12:つくる責任つかう責任
13:気候変動に具体的な対策を
14:海の豊かさを守ろう
15:陸の豊かさを守ろう
16:平和と公正をすべての人に
17:パートナーシップで目標を達成しよう
とのことである。そこから項目をクリックすると例がいくつか出ている。
まあ国連とかユニセフが国際的な目標を掲げるときには大まかな項目しか挙げないし、あまり細かいと各国が国内の情勢に合わせて実施するのに困ってしまうからだろう。
日本でSDGsを有名にしたのは小泉環境大臣下の「レジ袋有料化」だったと思う。政府の意図としてはプラスチック資源削減の旗頭にしようということだったのだが、これをここぞとばかりに経費削減に利用したのが小売店業界である。一気にレジ袋有料化を打ち出した。レジ袋⒈枚の単価など店の名前を印刷したとしても仕入れの量からすれば2〜4円ぐらいで1人のお客様に2枚ぐらいつけても粗利に響くほどではない。それでも1つの店で年間数十万円の経費削減にはなるが。ここでさらにずるい考えをして便乗したのがお土産物系や和菓子屋さん系の店である。こういう店では紙袋に入れて商品を渡していたが、プラスチック資源削減の話なのにどさくさに紛れて紙袋まで有料化にしてしまった。まあ3円とか5円の話なので必要な時は黙って負担するが「ずるいことしてる」と喉まで出かかる。
秋田銀行が「SDGsの観点からATMの封筒提供を終了いたします」という張り紙がやにわに掲載された。昭和40年代からアメリカの建築廃材や間伐材でパルプの原料であるチップを利用して洋紙を漉いていた。ある日突然、洋紙を作るために森林を伐採しているという報道が現れたが全くの誤報であるのだが、その誤報がすっかり根付いてしまった。現在では故紙パルプが主流になり、ピュアパルプと呼ばれる100%新しい木材チップから作るパルプを使用する紙製品はティシューとトイレットペーパーの一部ぐらいで、秋田銀行の封筒廃止はSDGsにかこつけて経費削減をしようとする詭弁に過ぎなかった。
転勤で宮城県の大崎辺りに済んでいたことがあるが、あの地域は7-11がドミナント戦略していて家のアパートの周りにも徒歩範囲で1軒、車で3分の範囲3軒の4軒もあった。帰り道の方向で4軒をそこそこ利用していたが一人暮らしだったので弁当類を買うのだが箸やスプーンやフォークをつけるつけないがはっきり分かれて面白かった。こちらが声を掛けないと全くくれない店が1軒、「お箸要りますか」と聞く店が2軒だったが会社帰りに一番寄りやすかった7-11は弁当類を買えば無条件に商品の上に箸が置かれた。パスタ系だったりすると箸とフォークが2つパスタの上に置かれた。スープパスタ買った時は箸、フォーク、スプーンの3つが並んだ。「このアルバイトの人、そんなに気前よく箸とかフォークとかあげて店長とかオーナーに怒られないのか」と思ったがある日名札をみたら【店長】と書いている。オーナーが経費にうるさく無いのか、この店長の考えなのか、最初の頃は黙ってもらっていたがいつの間にかアパートの台所に割り箸、フォーク、スプーンが使い切れなくて貯まってしまい断るようになった。毎回断るのでその店長さんが不思議な顔をしていた。
最近やり玉に上がっているのが「ストロー」である。ガストには全く置いていないし、サイゼリヤはこっそ分かりにくいところに置いてある。マクドナルドは子供以外にはストロー無しになった。ストロー無しで飲める蓋を長期間かけて開発したと公式サイトで打ち出していて現物を見たらコンビニコーヒーの大きいやつで笑ってしまった。
NHKラジオの番組でプラスチックリサイクル問題を研究している東京大学の先生が解説していた。ストローが海洋プラスチック問題のの象徴になり、ストローが現在SDGs最悪の物として標的にされたのは海亀の鼻にストローが刺さっている映像が全世界にアップされたことからだったとのことであった。日本においてはプラスチック使用がまだ少ない時代にゴミ処理問題が発生したため、ゴミの焼却やリサイクル♻️のシステムが完成して世界中でプラスチック処理が問題になった頃にはポイ捨てをしない限り海洋プラスチック問題を起こすことはほぼ無い環境になったが、発展途上国ではプラスチック処理の環境が整う前にプラスチックの使用が爆増してしまい、処理しきれないプラスチックが海洋に流れてしまい海洋プラスチック問題が発生しているそうだ。
プラスチックの環境問題の中、ストローが海洋プラスチックゴミ問題の象徴になってストローをもらえない不便な状況になってしまった。コールドドリンクではストローがあった方が明らかに飲みやすい。マクドナルドは不評な紙ストローの後はコンビニコーヒーの模造品のような蓋になってしまった。
マクドナルド、日本国内ではプラスチックはほぼ海洋に流出しないのでストロー復活させてもらえないでしょうか




