最近死んだ親の夢を見る。父が死んで6年、母が死んで10ヶ月。2人とも夢に出てくることはなかったのだがこの数日、やけに父と母が夢に出てくる。何故か2人の顔は不鮮明なんだが、夢の中の俺は親として接しているから父さんと母さんなんだろう。
母さんは最初布団から何度も這い出してきて布団に戻るよう言っていたのだが、いつの間にか母が這い出してくるのは棺になった。棺に入っているということは死んでいるということでゾンビなわけだが、そのゾンビ母を一生懸命棺に戻るよう説得している夢だった。あと、祭りで毎年祭りの時に母さんが作る料理を食べたいのになかなか食べられない夢。
父さんは銀行に預けているお金をどこに預け替えたら有利になるか相談されたり、一生携帯電話を持たなかった父さんにスマホの買い替え機種を相談される夢だった。
自分の死生観は死んだら完全なる無、残るものは骨だけ。そこに霊も霊位も存在しないと思っている。なのでお経も供物も献花も特別必要な供養と思っていない。ただ度々いろいろなことを思い出して懐かしんであげることこそ一番の供養じゃないかと思っている。最近思い出してなかったので夢に押しかけてきたのかな?
もう何十年前だろう、同期の飲み会の2次会に彼女と彼女の結婚相手である2こ上の先輩、がサプライズで現れた。卒業以来の再会だったと思う。そこでいろんな話をしてもお互いSMAPが好きなことで盛り上がった。俺が「ダイナマイト」を唄って彼女もSMAPの曲を唄って、「オリジナルスマイル」をデュエットしようとリクエストした。
その飲み会の夜、まだその日泊まるホテルを予約していなかった。いつもは渋谷のカプセルホテルに泊まっていたのだが、なんでそんなあつかましいお願いしたのか覚えていないが、新婚家庭に今日泊めてくれないかと言っていた。そのときのリアクションは覚えていないしなんで泊まっていいとなった経過も覚えていないが、相鉄線沿線に住んでいて終電が早かったので宴もたけなわだったが3人で帰ることになったが、その時やっと掛かったのが「オリジナルスマイル」イントロを聴きながら「次、唄おうと!」と言って部屋を出た。
アパートに着いて、そこで3人でダイニングのフローリングに座ってしばらく飲んだ🍻彼女のTシャツと短パンを貸してもらって寝ようとしたら、2人の寝室から彼女が戻ってきた。新婚生活、どんな料理を作っているのかとか、どんな話をしているのかとか、大学時代からの憧れの人と結婚出来たことがどれだけ幸せであるかというのろけをたっぷり語って彼女は寝室に帰っていった。
次の日の朝、彼女手作りの朝食をいただいてから先輩に駅まで送ってもらった。車に乗る前に彼女が「あんただったら1年に6回泊まっていいから、また絶対来るんだよ」と言われて別れた。しかしその言葉が彼女との永遠の別れになった。結婚式の二次会に必ず行く約束をして、いつ日時の知らせが来るかを待っていたが届いた知らせは彼女が鬼籍に入ったという知らせだった。結婚式の代わりに横浜で行われたお別れの会に参列した。あの無礼な泊めての夜の幸せな姿と話をずっと思い出していた。
この前サークルの同期と久しぶりに会った。先輩や今日来れなかった同期の話から彼女の話になった。しばらく彼女の話をした。彼女が突然鬼籍に入ったことがことだけに深ぼってしまった俺が打ち切って別の話題に変えたのだが、二次会に行く時カラオケだと聞いて俺は「彼女の供養のために『オリジナルスマイル』歌わなきゃ」とずっと独り言を言っていた。カラオケ店に入ってすぐリモコンで「オリジナルスマイル」を頼んだ。周りの8人は突然何をしだしたかと思ったかもしれない。
霊も霊位も存在していないし信じてもいないが、同期が久々に集まって彼女の話をしたんで俺に彼女が「オリジナルスマイルを歌え」と指示を出したのかななんて思ってしまった。同期で思い出して話題になって話した。供養になったと思う。

