先日「道の駅しょうない」に行った時に、清河八郎(清川八郎)を大河ドラマの主人公に!というポスターが貼ってあった。大河ドラマも昔のような30%を超える視聴率が毎回10%前後だがNHK ONEでの視聴数から見ると取り上げられた主人公に縁のある地域は盛り上がり観光客の誘致も格段の伸びを見せるそうだ。



地元に歴史に残る偉人がいれば大河ドラマの主人公へという運動が起こるのは当然かもしれないが、歴史好きなら知っているが、清河八郎は出羽國清川村の出身の武士で、幕末の尊王派と佐幕派の中心にいてどちらの思想と行動のきっかけを作った人で彼の思想と行動がきっかけが後の新撰組結成までつながる。ただ清河八郎は文久3(1863)年という幕末期のごく初期に暗殺されてしまった。その後度々ドラマや映画に描かれる幕末はこれ以降の話になる。大河ドラマで一般的に知られていない人物を主人公とする場合、誰でも知られている人物との関係でドラマが描かれるが、幕末のメインシーンの前に主人公が死んでしまうと主人公無しでその後の5年の幕末期は描けない。地元の人の願いは解るがまず難しいだろうなぁ。



その上、山形には最上義光という東北で伊達政宗と並ぶ武将の存在がある。山形県では伊達政宗の影に隠れ一般に無名だが、戦国期から織豊時代から江戸時代まで生き延び出羽57万石という大大名なったが、彼の死後家督相続問題で近江1万石に改易され、現在の山形県は小大名に分割され山形県の多様性に繋がったがいまだに解消されない山形が1つになれない事情にもなっている。最上義光死後のことはともかく、奥羽の合戦を伊達とともに生き延び江戸期まで出羽に強大な勢力を気づいた最上義光は大河ドラマに充分描けるだろう。



清河八郎も幕末期のごく初期に暗殺されたが、豊臣兄弟の主人公、豊臣秀長も豊臣秀吉の天下統一最後の小田原合戦の直前に死んでいる。最近の豊臣秀吉は、秀頼誕生から関白秀次切腹、大明征伐という黒秀吉にスポットを当てて描かれる傾向にある。特に母と姉、兄、妹が濃密に描かれる「豊臣兄弟」。朝日が家康に嫁ぎ母を人質にして家康と和睦し、九州征伐に至る。そこから小田原征伐の直前秀長は没する。主人公亡き後、どうやって黒秀吉が何話掛けて描かれるか今から楽しみである。