結構勘違いしている人が多いが、フライパンは基本的にガス台の上に置いたまま使うものである。柄を持って降る使い方はしない。オムレツの仕上げに上下を返す時ぐらいだろうか。中華料理は火の料理と呼ばれ具材を直火に触れさせることが美味しく仕上がると言われているが、あれは中華鍋の形状が重要でフライパンの形状ではよっぽど上手に振らない限り難しい。そもそもフライパンはそういう動作には向いていない。ただ最近のフライパンの新製品はやたらに軽いことを売りにしている物が並んでいる。軽いということは薄い素材ということで、具材にしっかり短時間でしっかり熱を伝えるには厚い素材のフライパンでしっかり熱を蓄えて一気に仕上げる方がより良いのだが、日本人はフライパン振りたがるのだろう。「軽フラ!ママも楽に扱える」なんというフライパンに注目が集まりやすいのかもしれない。

2月後半から3月のイオンやホームセンターの催事コーナーには新生活応援というコーナーが出来て、目立つところに大量のフライパンが並ぶ。フライパンの売れ筋は26cmだが大学進学だったり就職で一人暮らしを始める人向けに20cmと24cmの黄色やピンクやスカイブルーなどのカラフルな色が並んでいる。こんな色のフライパンが売られるのは1年の中で今だけである。実はかなりレアな代物である。そんなフライパンが並んでいるとそこにも春をかんじる。