親族に不幸が起きると年賀状を出せないことを詫びるため、喪中欠礼のハガキを出すことが礼儀になっている。
ここで重要なことなのだが、喪中の相手に年賀状を送ることは無礼では無い。もらった方は年賀を祝うこと出来ないので自分からは年賀状を返せませんという案内なのだが、送る方にしてみれば自分が新年を寿ぐことを告げることは問題無いことなのである。あなたの寿ぎはともかく私は寿げないことを案内している、こと以外の何物でもないハガキである。
十干十二支になると毎年喪中欠礼のハガキが大概1枚は送られてくる。こちらが年賀状を送ることは何の差し障りはないのだが、あわてて年賀状を送るリストから枚数を減らすことになる。ハガキも子供の頃は10円で50円の時代も長かったが今や85円になった。LINEや電子メールでやりとりしたらほぼ無料で年始の挨拶が出来る。それならばあえて85円の通信料をかける必要も無いと思うだろう。
毎年何枚か届く年賀欠礼ハガキだが、親等の範囲が違うことに驚くことがある。秋田県県南では年賀欠礼のハガキを出す対象は祖父祖母、親、兄弟、稀に子供までだが、届く年賀欠礼のハガキには叔父叔母からいとこまである。これも山一つ越えれば冠婚葬祭が変わる一例だろう。