今年のジャパンカップの招待受託馬4頭のうちオブライエン厩舎の3頭が来日を取りやめて外国馬の出走は1頭だけになった。それでも来日するカランダガンは現在世界レーティング1位の馬なので今年のジャパンカップはレベルの高いレースになってくれると期待している。

ジャパンカップは国際招待レースでJRAが招待馬の輸送費や滞在費も負担している。初期の頃は世界の一線級ではなくてGⅡ好走馬とか盛りを過ぎた馬ばかりっだったがそれでも日本の一線級馬は歯が立たなかった。第4回でミスターシービーとシンボリルドルフという三冠馬の出走で期待されたが勝ったのはまさかの10番人気カツラギエースだった。シンボリルドルフが1番人気で勝ったが、トウカイテイオー、レガシーワールド、マーベラスクラウンがその後勝ったものの上位人気馬ではなかった。1998年にエルコンドルパサーが勝って以降は日本馬が上位人気で勝てるようになり、2006年のディープインパクト以来は日本馬の優勝が続いている。

これは日本生産馬の実力が上がってきたこともあるが、世界のビッグレースを転戦している一線級の中長距離馬が出走しない、年によっては外国馬が1頭も出走しないことも珍しくなくなった。



ジャパンカップが日本馬だらけになったのは日本の芝が固く高速馬場傾向にヨーロッパの芝戦線の馬が避けているということや、香港カップや香港ヴァーズと日程が近い事を上げているファンの声が主流であるが、自分的にはジャパンカップに海外から馬が集まらないのは、ジャパンカップが11月の4週か5週目にポツンと1レースだけ国際競争がある事だと思う。かつて2007年まで現チャンピオンカップが東京競馬場でジャパンカップダートとしてジャパンカップの前日の土曜日に開催されていた。海外のレースに出走する場合には1頭だけでは渡航はしないでレースに出走しない帯同馬を連れて行くそうだ。おそらくジャパンカップなら帯同馬の経費もJRAが負担してくれるだろうが、自厩舎でも他厩舎でも他国の馬でもいつも調教したりレースに出走した馬と何頭と一緒の環境は馬にとって安心できて実力を出し切れるそうである。

ジャパンカップが1着賞金5億円、指定の英仏米のGⅠ7レースに勝った馬がジャパンカップを勝てば報奨金500万ドル(約7億7千万円)が追加されるように変更されるそうだが、いくら賞金や報奨金が世界2位になってもヨーロッパの芝と違い固くて時計が出る芝での上に、いいローテーションで丁度いい前哨戦がほぼ無い日本競馬では出走馬が増えるとは思えない。もし、ジャパンカップの海外出走馬を増やそうとするならサウジカップデーやドバイワールドカップミーティング、香港国際競争のように1日に芝とダートの重賞レースを施行するジャパンカップデーにしてメインレースにジャパンカップを組むようにしなければ海外勢には魅力が無いレースになっているのでは無いだろうか。

東京競馬場で世界のトップクラスの芝とダートの馬が出走するレースが朝から夕方まで観られたら賞金の額だけはない、いずれ有馬記念を上回る中央競馬上最高のレースになると思うのだが。