イオンが傘下のホームセンターである「サンデー」を完全子会社化するという報道があった。ホームセンターという業態は木材、工具、園芸、植物、日用雑貨、家庭雑貨、インテリア用品、収納用品、ペット用品、文具、衣料品、肉魚野菜を除く食品をワンストップで買うことが出来る小売店である。
正確な売上データは確認していないがホームセンターに行って感じる皮膚感覚はかなり厳しくなっていっていると感じる。その最大の原因はドラッグストアがお大型化の上に寡占化が進んでいる事であろう。イオン傘下のツルハとウェルシアが経営統合してもドラッグストア業界第1位になるという報道を見た方もいると思うが、現在の小売市場でメインになっているのはドラッグストアである。医薬品という安定して高利益の商品の儲けを原資に食料品や日用品を安価な価格で販売し売上を伸ばしている。最近では生肉売場を増設するドラッグストアも増えている状況である。
ホームセンターは儲けは少ないが年中売上が上がる日用家庭雑貨で売上金額を稼ぎ、季節要因があり年間通しての売上は無いがドラッグストアでは大量には扱えない花苗、野菜苗、培養土、肥料が主力商品となる。さらにドラッグストアでは絶対販売出来ない木材系や工具という武器もある。ただ儲けは少ないが売上金額と粗利金額が多い日用家庭雑貨と食品がドラッグストアに奪われてしまっている。
1つの商品を販売した時の儲けは40〜60%もある木材系や工具ではあるが、毎日飛ぶように売れるわけでは無い。儲けが10〜20%でも大量に売れる日用品や食品が売れなければ、店の売上バランスが大きく狂ってくる。
おそらくホームセンター業界で広域な販売網を敷いているホームセンターでまだ好調な売り上げを保っているのはカインズとコメリグループぐらいと推測している。地方単位で優位なホームセンターも厳しい収益状況であることは容易に推測される。
もちろんドラッグストアには販売出来ない販売品目も持っているホームセンター、今後その強みをどのように活かして今後生き残るか見ていきたいと思う。



