10月も1週間過ぎた。まだ昼時は夏日になっているが、それでももう3週間過ぎれば11月冬が始まる。10月中に初雪が降ったことがあったかもしれないが、印象に残っているのは11月1日の初雪である。さすがに積もることは無かったが雪が降るということは冬が始まるということ。

雪国の人間にとって雪が降って積もることは暗黒に埋まっていく日々の試練が始まること。そんな所に生まれたことは諦めて耐えることを選んだが、雪は憂鬱な物である。タイヤをスタッドレスタイヤに替え、ワイパーも冬用に替える。窓を雪囲いで塞ぎ家の中は暗くなる。

雪が積もり出したら毎日朝早くから夜までの雪かきの毎日になり運が良くても2月までは続く。運が良ければ1回悪ければ3回の雪下ろし、これに耐え続けるのが雪国に住むための宿命。子供の頃から悲しいかなの経験で当たり前かのように刷り込まれ過ぎているのだが、心の潜在意識に何よりの恐怖の雪がすぐそこに近づいてきている。



除雪用品は雪国の店では売上も儲けも稼ぎ頭であるが本音は除雪用品など全く売れなくて大量に在庫が残って3月に在庫を翌年に持ち越すための梱包と収納の面倒くさい作業が待っているとしても雪が降らないことが最高の幸せなのである。