街に本屋さんがすっかり無くなった。うちの市でも中心部に大小合わせて6件ほどあったが、5件が廃業して1件は残っているが業態変更して本屋ではなくなった。全滅してから秋田トヨタがディーラーと併設したブックスモアという規模の大きい本屋を出してくれたことはなんともありがたい。
それにしても雑誌に限らず書籍全般高くなったジャンプはかろうじて300円を維持しているが経費節減なのだろう、紙質がものすごく悪くなった。薄くて裏の印刷が透けて誌面が黒くなってしまっている。ビッグコミックは400円、文春、新潮が500円台になってしまった。昔に比べて3分の2ぐらいのページ数になったのにもかかわらずである。
大学を卒業して製紙会社に入社したのだが、新聞用紙営業本部出版用紙営業本部は花形部署で新入社員も有名大や入社試験で高得点を取ったと言われている人しか配属されなかった。営業先も新聞社と出版社と総合商社と汗臭さの全く無い部署で我々のようなジャンバーを着てネクタイを外してティシューやトイレットをスーパーやドラッグで積んでいる連中を随分下に見ていたようだ。その新聞用紙も出版用紙も今やお荷物部署になってしまったようだ。
大学生の頃、マンガ雑誌もポストや現代、文春や新潮、フラッシュやフライデーも200円ほどだった。朝、駅前のKIOSKや売店で新聞や雑誌を買って読みたい漫画や記事を読んでしまうと網棚にポンと捨ててしまう人も多かった。それを拾うバイト、その新聞や雑誌を買い取る業者、ターミナル駅近くの歩道にはその買い取られた雑誌を3割引きで売る店もあった。最近東京に行く機会が無いが、網棚に雑誌を捨てていく風景もなくなったのではないだろうか。
買う人が少なくなったから値上げしたのか、値上げしたから買う人が少なくなったのか、ひよこが先か卵が先の関係だろう。今後、新聞も雑誌も文庫本もあらゆる紙媒体はますます減少していくことだろう。以前なら1,000円ぐらいだった特撮や競馬のムックも1,600円ほどになってしまっている。懐具合には厳しいが手元に置いておきたい。やっぱりタブレットより本がいい。
