秋田県大仙市には東北唯一の天下一品があると言ってもいいと思う。仙台にもあるという指摘されると思うが仙台の天下一品3店舗は“こむらさき”という会社が経営していて、こってり、屋台の味、あっさりのスープは共通だが基本のトッピングが違うし以前は麺も違っていた。おなじみの定食も無く、チャーハンも1店舗だけしか無い。かなり自由度の高いとされる天下一品のフランチャイズ店ではあるが、一般的な天下一品を知っている人が仙台の天下一品に行くと違和感を感じざるをえないだろう。かなり別物である。
初めて天下一品を食べたのはいつだっただろう。以前から大曲に天下一品というラーメン屋があるのは知っていた。ポタージュのようなスープのラーメンということも聞いていた。大曲バイパスの下り車線からしか入れず、バイパスに面している不動産屋の奥にあり駐車場も少なくいつも満車でポタージュスープのようなラーメンではわざわざ食べに行こうとは思わなかったからである。それでも通りかかった時に駐車している車が少なくて、ポタージュスープのようなラーメンでも1度は話のネタに食べてもいいかと入ったと思う。
結構天下一品あるあるだが、最初食べた時は決して美味いとは感じなかったしむしろ奇妙な味と思ったが、何故かまた食べたくなるということ。これはまさに実感した!天下一品のこってりには中毒性があるとはとはよく言ったもんである。天下一品が近くに無いところに住んでいた頃はローソンの冷食ラーメンで凌いでいたぐらい、しばらくするとどうしても食べたくなる不思議なこってりである。
ちょっと前、東京の天下一品が大量閉店した、原因は値上げで客離れが起こったという解説がついていたが、これは都内のフランチャイズ会社が会社の方針でより単価の低い商品で回転数で売上金額を上げていこうとして業態変更したということ。その後の報道を見ても天下一品の需要は落ちてはいないようである。確かに以前はチャーハン定食も1,000円しなかったが、今やラーメン単品で940円と1,000円の壁ギリギリ。天下一品の定番の定食を頼むと1,200から1,400円ぐらいになってしまった。確かに気軽に度々食べにいくにはキツい値段になってしまったが、どうしてもあのどろどろのこってりをまた食べたくなる衝動は抑えられない。あのパラパラでも無くしっとりし過ぎないあのチャーハンを一緒に食べたいという心持ちも抑えられない。タバコが600円になってもやめられないように天下一品のこってり味は食べずにいられない。片道1時間で天下一品が食べられるのは、かなり相当幸せな環境ではないだろうか。
