今日のNHK -R1「まんまる」のゲストは音曲師の林家あずみさんでした。パートナーが蝶花楼桃花師匠なんで5月浅草演芸ホール下席夜の部の宣伝でのキャスティングだなと思いました。演目の話しとか楽屋噺で楽しめるかなと思いましたが、後半始まったらあずみさんの修行時代の話になりました。4年間師匠に家の雑用と付き人、「寄席に出ると他の前座と働く分修行が分散するから寄席に行かせない」「4年間俺のためだけに働け!俺のことだけ考えて動け!」今どきこんな時代錯誤なこと言う人間が存在すること、滅私奉公を強制する人間がいること、明治大正生まれの師匠でもなくて、戦後20年も経って生まれた人間がまだこんなこと言ってやってる人がいることに悪寒が走りました。スタジオはあまり盛り上がってなかった気がします。松尾アナは落語はそれほど詳しくなさそうだし、桃花師匠は小朝師匠のお弟子さんで小朝師匠の師匠は弟子に一切家の雑用をさせなかった柳朝師匠ですから桃花師匠は全く共感できなかったでしょう。あずみさんは楽しそうに自分のためになったと語ってましたが、寒気と吐き気は治らず聴くのをやめました。
ただ、林家たい平という人は根岸林家のこん平師匠のお弟子さんだった。こん平師匠が弟子に厳しかったという話しは聞いたことは無い。大師匠は三平師匠、この師匠もたくさんのお弟子さん、こん平師匠からペー先生までおおらかに育てたはずである。なんで、落語の弟子じゃないにしろ、こんな弟子の育て方したんだろう。よく言われることで「弟子は勝手にきたんだから、嫌だったら辞めてもらって結構」という話は聞きますが、よくこんな言い方出来て強いることができたんだろう?悪く転んだら彼女の4年間を無駄にさせる可能性があることを考えたのだろうか。円歌さんと天歌さんのようになるかもしれないと思わなかったのだろうか。
落語ファンじゃない限り、笑点のたい平さんしか知らないだろうし、こん平師匠譲りの明るいおおらかな藝風の落語家さんである。笑点のキャラクターは事前に割り振られていてキャラクターを演じているのは知る人ぞ知る話ではあるが、本当の顔はかなりヤバい人だったんだろうか。古今亭菊之丞師匠が師匠の円菊さんが弟子をとことん否定した修行時代をネタとして語ってます。元々円菊さんの落語は好みではなかったですが、さらに印象が悪くなりました。
六代目三遊亭圓生師匠は噺を語らせたら誰もが昭和の大名人と認められていたが、高座を下りたらとても褒められる人間性ではなかったと聞きます。まあ藝人さんは藝がよければ本性や品性は関係ないのかもしれませんが、笑点メンバーでもっとも知名度の高い落語家の一人、林家たい平さんがこんな品性の人ならば日曜午後5時30分は楽しめなくなりました。