今、スマホケースの裏には、去年10月1日の日本テレビ盃のフォーエバーヤングの単勝馬券を入れてある。2025年の日本でフォーエバーヤングの馬券自体を買えてのは日本テレビ盃だけだった。地方競馬の馬券の嬉しいのは馬単勝、複勝馬券には馬番と馬名だけでなく騎手名も入っていることである。マークカード塗るのは面倒だが、1点づつ塗ると3連複や3連単でも馬名が3頭分入った馬券が発券される。JRAでも3連馬券の馬名までとは言わないが、単勝馬券の騎手名は入れてくれないものだろうか。



競馬にどっぷりハマっている自分からするとかなり不思議な出来事があった。献血している時に自分のスマホを見た日赤のスタッフが「競馬好きなんですか?船橋とかも買うんですか?」と聞いてきた。「競馬やるんですか?」と聞き返したら「中央と南関東ぐらいはたまに買います」とのこと。JRAはともかく南関東の馬券をたまにでも買う人といえばそれなりに競馬やっている人なはずだがフォーエバーヤングに対しては何の反応をしなかったことである。フォーエバーヤングのブリーダーズカップクラシック制覇は2025年の競馬界では最大のニュースであったと言っても過言ではない。それなのに「フォーエバーヤングって馬知らないです。ラジオ番組は知ってます(確かに秋田にはForeverヤングというFM番組あるが)」と言うのを聞いて、“フォーエバーヤング”ほどの馬でも国民的認知度が無いのかなと思わさせられた。もしかすると日本人のかなりの数の人が認識している馬はオグリキャップなんではないか?ナリタブライアンもディープインパクトすら怪しいかもしれない!オルフェーブルもキタサンブラッククラスでも危ない気がしてくる。まあ毎週WINSで競馬している自分からすれば直線で声をあげている人のほとんどが2番!8番!とか10番!なんて大声で叫んでいる。馬名や騎手名を叫んでいる人はほとんど聞いたことが無い。競馬をしている人の8割以上が純粋な博打としてやっていると思う。競馬新聞の◎○▲×△で馬券を買っていると思われる。そこには父や母や母父どころか3代祖先4代祖先のインブリードやニックス、騎手は多少考慮に入れていると思うが、そんなことを考慮して毎週馬券を買っている人は10%いるかいないかだろう。ただ順位な博打で競馬をしている人がいなければ競馬界もあらゆる公営ギャンブルが成り立たないくなるのではあるが。

昨日は帯広競馬場で令和7年度ばんえい競馬を締めくくる「ばんえい記念(BGⅠ)」が開催された。第12レース定量制負担重量1tのフルゲート10頭立て、1番人気メムロボブサップが人気に応え圧勝した。



フォーエバーヤングですら国民的認知度を得てないとすればメムロボブサップなど競馬ファンの中でも知っている人がどれだけいるか分からないほどの馬なんだろう。ばんえい競馬というサラブレッドではない、重種馬が錘を乗せたソリを引くという世界で唯一の競馬を知っている人がどれだけいるだろうというのも疑問でもある。かつては帯広、旭川、岩見沢、北見の4場で行われていたが売上が不振となって今では帯広だけで開催されている。昔からのばんえいファンからすればいつ廃止になるか分からないほどの危機だったそうだ。今年のばんえい記念の1着賞金は去年の倍増で2,000万円となった‼️が2013年には300万円になりかけた年があったそうだ(結局、特別協賛金200万円を提供してくれたスポンサーがいて500万円になったそうだが)。

それだけいつ廃止されるか分からないばんえい競馬もばんえい競馬を愛する人達の努力とコロナ禍でネット競馬が普及したことにより他の地方競馬と共に盛り返すことができた。今ではばんえい競馬も年間500億の売上までとなり、ばんえい競馬を含む地方競馬の売上の90%以上はネットの売上だそうだ。

今年のばんえい記念、帯広競馬場のイベントに参加した競馬関係者は矢野吉彦、目黒貴子、渡辺和昭、庄司典子、須田鷹雄、津田麻莉奈、日野未来という方々。コアな競馬ファンにとってはよくここまで帯広に集められたと思う最強クラスのメンバーである。ただペダン星人のように「そう考えているのはあなただけよ!」と言われるだろう。博打目的以外で馬のことを気にしている人は本当に一握りなんだろう。

それでも、ばんえい競馬史上に名を残す「メムロボブサップ」(父:ナリタボブサップ ちょうどあのボブサップがK1で注目を浴びた頃に名付けられた)が芽室町のメムロ+父の名ボブサップから取った名前、よくもうほとんど忘れられた“ボブサップ”を残した馬がチャンピオン馬なったかと思うとまた別に感慨深い。

第58回ばんえい記念、2年振りの重馬場で開催され第一障害を越えるのも何頭の馬が苦労し、第二障害も登るのに苦労した久々のばんえい競馬らしい競争であった。是非、観てください。