こんにちは
久しぶりの更新です
さて
かつら・ウイッグに使われている毛髪
私がこの業界に入った33年前はほとんど人毛しかありませんでした
当然白髪は人工毛
その頃の人工毛はとても弱く耐久性に欠けるものしかありません
現在の人工毛はとても強いのですが
毎日のブラッシングや静電気によって
チリツキが出てしまいます
チリツキは毎日のお手入れと
専門のサロンで修正出来ます
メンテナンスは必ず必要です
それでは人毛ですが
昔は綺麗な黒髪を大事にし
嫁入りの時に髪を売ってお金にしていた国がありました
現在ではカラーをしたりパーマをかけたりで
もともとの髪が傷んでおります
その人毛を消毒したりキューティクルをはがしたり
染色を施したりするため
どうしてもかつらにする段階で傷んでしまいます
髪の色はどうしても使用しているうちに
褪色しますので
染め直しが必要になります
そこで現在は人毛と人工毛のミックスで作製するのが一般的です
割合は人毛20%~30%
人工毛は70%~80%が基本系
ヘアスタイルにもよりますが
人毛と人工毛を50%づつにするのも良い方法です
もちろん人毛単体や人工毛単体で作製することも
問題ありません
ツヤがほしい方は人工毛のみで良いですし
取り扱いは人工毛の方が簡単です
人毛はシャンプー後になかなか乾かない
スタイルを作るのにドライヤーでセットが大変かもしれません
人工毛はシャンプー後に水分を良く取りさえすれば
形状記憶ですからセットする手間が省けます
どんな毛材を使うかは
専門の信用出来るお店に相談するのが大切です
http://www.brains-kanda.com/