あまりにもあまりにも突然のことで、、

私も関係者の皆さんも言葉を失っていましたが、

ナタリーさんから伝えてもらったのは

スカーフの楽しさだけではありません。

 

日本が大好きで、日本文化を愛し、各地の四季を楽しみ

流暢な日本語と愛くるしい笑顔で多くの方に愛情たっぷりに

スカーフの魅力を伝えてくれたナタリーさんとの時間は

私の人生にとっても大切な大切な宝物です。

 

ナタリーさんが伝えてくださった思いを、スカーフの魅力を

しっかりと受け継ぎ、

ナタリーさんが笑顔で伝えてくださったように、

私も協会としても笑顔の連鎖を広げていきたいと思います。

 

 

 

訃報が届いたのは先週の木曜日の夕方でした。

 

日本スカーフコーディネーター協会の本部主任講師

兼エグゼクティブプロデューサー、ナタリー・ベルジュロン先生が

2月28日、急性白血病のため急逝されました。

 

入院されて2週間・・

夏には元気に復帰されるとばかりに思っていたところで

あまりに突然のことで言葉を失い、泣き崩れることしかできませんでした。

 

急性白血病・・

2月に検査をした時点で白血球がゼロだったとのことです。

 

入院されてから

協会の皆で寄せ書きを書き、ナタリー先生が大好きだった

パンダのぬいぐるみにスカーフを巻いて、

お雛様のお菓子を詰め合わせして、

つらい治療も頑張ってほしいとメッセージをお送りしていました。

 

 

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▲入院されてから面会ができなかったナタリー先生に、、

病室で少しでも元気になってもらえればと、ナタリー先生が大好きな

パンダのぬいぐるみにスカーフをして、、

 

 

お別れ会には加賀谷理事はじめ

日本スカーフコーディネーター協会の講師やコーディネーターの皆さんが

かけつけてくれました。

 

 

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(かなり帰られてからの撮影となってしまいましたが)

 

 

 

【ナタリー先生へ 追悼メッセージ】

 

2月28日午前10時過ぎ、当協会の本部主任講師である

ナタリー・ベルジュロンさんがご逝去されました。

 

亡くなられる2週間ほど前に体調不良で入院され、

一日でも早い回復を願っておりましたが、

その願いもむなしくナタリーさんはご家族に見守られ永遠の眠りにつかれました。

 

享年54歳、

あまりにも早いお別れを私どもは現実として受け入れることができません。

 

信じたくない、夢であってほしい。

明日になれば、あの笑顔にまた会えるのではないか・・・。

 

ナタリーさんとは2015年に初めてお会いし、

そのお人柄、スカーフに対する熱い想いと深い知見、

そしてスカーフを通じて母国フランスと日本の友好をさらに深めたいという高邁なお考えに共感し、

また当協会の理念にも賛同頂き、

 

2015年8月より当協会の

本部主任講師エグゼクティブプロデューサーにご就任頂きました。

 

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▲こちらは動画撮影の際のひとコマ。

スカーフを持った時のナタリー先生の手はとっても美しくて優しくて、

一つの芸術でした。

 

 

それから3年7か月にわたって当協会の成長を共に支え、

受講生を家族のように温かく育んで下さいました。

 

フランスのリヨンに生まれ、日本文化を愛し、日本の歴史に親しみ、

芸術的なスカーフアレンジと愛くるしい笑顔でスカーフの楽しさを

愛情たっぷりに伝えてくださったナタリーさんとの時間が

昨日のことのように思い出されます。

 

京都が大好きなナタリーさんは、京都へ行きたい時期になると

「大阪でそろそろ講座を開きましょうか」と言って、

関西へ行ってくださっていました。 

 

出張の際は必ずといっていいほど京都をめぐり

大好きな金閣寺を訪れ、満面の笑みで四季折々の景色を楽しみ

日本の景色を愛でていらっしゃいました。 ナタリーさんとの思い出は尽きません。

 

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▲日本スカーフコーディネーター協会3周年・骨格スタイル協会5周年

記念パーティーにて。上の写真はスカーフの伝道師ナタリー先生と

スカーフの魔術師として日本テレビスッキリでもおなじみの加賀谷理事と。

 

 

そしてその全てが、当協会にとっては永遠に輝く宝物です。

ナタリーさんが亡き後、ナタリーさんから教授いただいた

スカーフへの想いやスカーフの楽しさを

当協会としてもをしっかり受け継ぎ、

「笑顔の連鎖をつなげよう」という理念に沿って

揺らぎなく進む、それがナタリーさんに対する最大のご恩返しと考えています。

 

初めて会った日、私が「1枚のスカーフでもっとファッションが楽しめることを

たくさんの方に伝えていきたい」という思いをナタリーさんに伝え、

それから数時間の間「こんなことできたらいいね」

「日本人の男性もスカーフでおしゃれしてほしいね」と夢を膨らませ

わくわくしながら夢中になって話した日のことを決して忘れません。

 

一緒にしゃぶしゃぶを食べに行ったとき、

奈良漬をポリポリと美味しそうに食べていらっしゃって

「奈良漬好きなのよね~」なんて笑ってたり、

日本語の言い回しに「おもしろいね~」と感心してらしたり、

エルメスのスカーフのエピソードを数々話してくださったり、

もっともっとたくさんお話聞きたかった・・

 

 

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今年の初詣に一緒に明治神宮に行ったのは

ほんの2ヶ月ほど前のこと。

この日も晴れやかなお天気でした。

 

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「あのいのしし、かわいいねぇ」と言いながら

ほがらかに笑っていらっしゃった様子が

昨日のことのように思い出されます。

 

 

ナタリーさん、今まで本当にありがとうございました。

そして安らかにお眠り下さい。

 

代表理事 師岡朋子

 

 

 

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■1枚のスカーフで毎日をHappyに

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非営利型一般社団法人 日本スカーフコーディネーター協会