◆サファイアとは
サファイアは、コランダムの中で「赤色」以外のものを言います。（ちなみに赤色コランダムはルビーです）
代表的なカラーは、青色ですが、青色以外にも様々なカラーのサファイヤがあります。
なかでも、ピンクがかったオレンジ色のものは、「パパラチア」と呼ばれ、非常に希少で高価が宝石です。
サファイアという名前は、あお色を意味するラテン語の、「sappirus（サッピルス）」から名付けられたと言われてます。
◆産地
サファイアの多くは、スリランカ・ミャンマー・インド・ナイジェリア・オーストラリアで発掘されています。
◆石言葉
サファイアの石言葉は「誠実」「慈愛」「徳望」。
誠意・真実・高潔の象徴とされ、王族や聖職者の装飾品として使用されてきた宝石。
危害から守り、慈悲を与え、病を癒し、悩みや苦しみから救うとされています。
古来より、聖職者や賢者が身に着けていたと言われ、その手で触れられる事で病を癒し、人々を苦しみから救ってきました。
◆王族・貴族の守護石
様々な危険から守るという意味も持つサファイアは、王族の宝飾品としても愛用されてきました。
イギリス王室でも、王冠やティアラなどにサファイアが使用されており、故ダイアナ妃がチャールズ皇太子から、サファイアの婚約指輪を贈られた事も有名です。
フランス王妃、マリー・アメリー王妃の王冠 Philippe Caron Getty Images
◆世界で最も有名なサファイア
1700年代にスリランカで発見されたとされる「インドの星（the star of indea）」は、５６３．３５カラットで、およそ20億円前と推定されている。
1900年のパリ万博博覧会で展示するため、資産家J.Pモルガンが購入。
現在は、アメリカの自然史博物館に展示されている。
◆サムシングブルー
ヨーロッパに古くから伝わる「サムシングフォー」という言い伝えがあります。
花嫁が結婚するときに、身に着けると幸せになれる４つのものの中に「サムシングブルー（何か青いもの）」があります。
「青」は誠実を表す色として知られている為、純白の花嫁の中に、ひっそりとブルーを忍ばせると幸せになれると信じられています。また、サファイアには「一途な思い」という意味も込められている為、結婚指輪の内側にサファイアを埋め込んだリングも多く販売されています。
ちなみに、サムシングフォー（４つの何か）とは
・something oid（なにか古いもの）
・something new（なにか新しいもの）
・something borrowed（なにか借りたもの）
・something blue（なにか青いもの）
です！
◆9月の誕生石
サファイアは、9月の誕生石として指定されています。
◆サファイア婚式・青玉婚式
結婚23年目の結婚記念日の事を「青玉婚式」と呼びサファイアを贈るという習慣があります。
また、結婚45周年を「サファイア婚式」と呼ぶ事もあります。
PT900 ブルーサファイア ダイヤモンドリング S2.7ct D1.6ct
K18WG ホワイトゴールド ダイヤ×ブルーサファイアピアス
サファイアには、誠実・慈悲・一途な愛と、さまざまな意味が込められています。
身に着ける人の現在置かれている状況に応じて、幸せに導いてくれる素敵な宝石ですね。
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