どう生きるか | brand  new!

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人生に起きること。
きっと何かの意味のあることだと思います。
辛くても、あたらしい自分になって、毎日を楽しみたい。

映画のネタバレなので、観てない方は是非また後日にお会いしましょう!
 
 
映画館のポイントが失効するので、2ポイント使って1,000円で映画を見てきました。なんだか得してるような、そうでないような。
7月から、チケット値上がりだそうでびっくりです。大人2,000円なんですね、家族で行ったら10,000円!大変です。
 
ちなみに、今回ユナイテッドシネマのカードが更新となり、入会金が500円かかりました。
特典で、1000円“で観られる”(1000円は、かかる)チケットをプレゼントされました。
通常の鑑賞料金が2,000円だとしたら1,000円引きとなるので、入会金500円払っても、プラスして500円、お得なの?
…なんかややこしいです。
 
さて。
お一人様、仕事の隙間時間に選んだ映画は、
『君たちはどう生きるか』
ストーリーは、全く分からずに行きました、興行主の意図どおりに。
本も゙読んだことがありません。
実は、この映画についていけるかとても心配でした。アオサギ、のイラストを見て。
 
 
これは何だろう…くちばしのなかにあるのは眼?意味が分からない。
 
でも。
完璧にやられました…
その日、エンドロールが終わる前に立ち上がる人は一人もいませんでした。
私も、涙を隠して最後に出ました。
 
映画館のロビーに、映画のポスターが、歴代のジブリ映画のポスターも一緒に展示されていました。
ああ、全部観てるな〜映画館で観たのもあったな〜としばし想い出に浸りましたが、あとから気が付いたことがありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『生きろ』
『生きねば』
『どう生きるか』
 
そういうコピーが多かったのですね。
戦争を憎んで闘って来た宮崎駿さんの生き様なのでしょうか。
 
「アオサギは、覗きやなの。」
と、継母となる夏子が主人公の眞人に説明します。
このアオサギは、顔付きからしても(失礼!)いかにも宮崎駿さんだな、と思いました。
覗きやの、好奇心の塊で、高いところから我々を眺めているアオサギ。
でも、考えてみると、大叔父も、そして眞人自身も、駿さんの一部なのでしょう。
 
一番震えたのは、大好きなお母さん久子の、若き日の姿のセリフ。
主人公の真人が、仮想の世界に迷い込んで、そこで出会ったヒミという人は、実は若き日のお母さんと気付くのですが、一緒に現実の世界に戻れば、最期には火事の火に焼かれて死ぬ運命です。
それが分かっているのにヒミは、
「あなたを産めるなんて、何て幸せなの!」と、嬉しそうに眞人に伝える。
皆、誰でも、そう思って生きて、死んで行ったはず。そうと信じたい、という宮崎駿さんの気持ちがとても伝わりました。
 
“火にまみれ、もうすぐ破滅する”とされた世界は、
まさに現実も゙、その通りのことが起きています。
眞人は、そんな世界に、大切な人を守るために、戻って行く勇敢な男の子です。
君たちはどう生きるか。
「君たち」とはきっと、宮崎駿さんにとって、お孫さんだったり、ジブリの仲間達だったり、そして世界の人々であり、私。
 
戦争を本当に憎んで、すぐ隣にある死の世界から生還して、生きろ!と励まし続ける宮崎駿さんの人生に涙です。
駄作だ、と言いたい人のことはどうでもいいんだろうと思いました、分かっている人は気にしないのでしょうね。
私も気にしないことにします。
また観たいな。
 
アオサギののように、気難しいような風貌して、ときに凄くお茶目で、飛び立つ時はきりりとして、時々かっこつけて、でも優しくて、自分の風切羽で自分がやられて、でもそれを手伝って治してもらって。
ああ、もう映画はやめると言って、また素敵な映画をありがとうございました。
そしてまだまだ行けます!!!
私も、生きますよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
やっぱり!!!