タイトルは単に筋肉少女帯の歌詞をもじっただけ、ということで申し訳ない。


オレにカレーを食わせろぉぉ♪



いや、なんと言いますか、ここへ来て変なテンションで毎週、吹奏楽団の練習に参加しております。

毎週土日が練習日なんですよ、最近入った団体。

そもそも、それが理由で、その団体の音楽性は好きなのに、ずーっと入団せずにいたんです。

毎週土日なんて、無理!と。

それで、エキストラで呼ばれた時だけ参加という、まぁ言えば美味しいとこどりしてました。


で、去年の年末に、一緒にやろうよ、て誘ってくれる人が居て、まぁパーフェクトに練習出なくてもいいし、やってみてやっぱり無理ってなったらやめたらええし、と、入団したのです。


が。


テナーサックスで入団した私が、4月になぜかアルトサックスでステージに立つことになりまして。

しかも吹奏楽やってる人ならほぼ全員が知っているであろう曲でソロを吹くことに。


嬉しい!

楽しい!

怖いけど!


アルトサックスはトランペットと並んで、吹奏楽の花形楽器なんですよね。

私は本職がテナーサックスなので、アルトはソロがいっぱいあっていいなぁ、なんて横目で眺めていました。



だってね、テナーサックスのソロなんて演歌と歌謡曲、オールディーズばかり。

(吹奏楽では)

美しい音でクラシカルなソロだって吹いてみたいけど、それは滅多にない。

仕事終わりに当時所属していた楽団の練習に参加するのも、体力的に辛くなって、一旦フリーのサックス吹きになりました。



ロックバンドは楽しかったですねぇ。

「楽譜がないからやれない」なんてことはなく、耳コピでどんどんやりたい曲をやれたし。

コロナ禍で活動が制限されなければ、もしかしたらずっとフリーだったかも。

でも実際には、2年半、ステージに立つことはなかったです。



今回入った団体は、良くも悪くも人数が少なくて、足りない音は他パートに割り振ってまわしているような状況で。

そこで、私の吹奏楽生活で生まれて初めて、テナーサックス以外を吹いても良い境遇になったわけです。



アルトサックスは、楽器のサイズといい、キーとキーの距離といい、音圧といい、息の配分といい、楽譜の黒さといい、テナーと全く違う。

つまり私はテナーよりアルトの方が下手っぴなため、もう練習したくて仕方がないのです。

出席率より自分の体力優先のつもりで入った楽団なのに、土日連続で参加してもまだ吹き足りないとは、いやー誤算でした。



でありつつ、もうタガが外れたようで、あの曲もこの曲もぜーんぶ吹きたい!と、なかなかの欲張り具合になって来ました。(口に出しては言わんけど)

今までテナーサックスでスーパーサブに徹していた私は一体、どこへ行ってしまったのか。



…いえ、今なら分かります。



「どうせ主役にはなれないのだから、別の楽しみを見つけよう」

「人と被らないところにポジションを見つけよう」



って諦めていただけ!



「対旋律なら妬まれない。」

「第三音(ドミソの和音でミに当る音)を的確に取れることが誇り。」



そうやって、主役になりたい欲と嫉妬を避ける術を融合させて身を守ってきたガラスの10代でしたん。

本来の自分の欲深さ、傲慢さ、勝手さ。

ひさかたぶりに湧いて出て来たこの感じ。

ちょっと怖いけど、大事なプロセスだと感じております。

そして、念願の楽器の持ち替えが許される環境に来たことで、改めて、私はテナーサックス吹きだなぁと感じております。

アイデンティティの再確認って感じかな?

テナーサックスは好きやけど、それ以外やるなって固定されるのが嫌いやった、と。

それが分かって満足です。



という単なる近況報告でした。



欲はね、出した方が良いっすよ。

自分のカタチがわかります。


ちぃ


サックス好きが高じて描いた絵と、それを使ったトートバッグ。

SUZURIで購入出来ますよ。

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