新刊「奇跡のご縁」本日発売

■書籍タイトル
奇跡のご縁
桜田りんご

2024年2月3日、全国販売開始
https://www.amazon.co.jp/dp/4909566856/



<書籍概要>
それなりに充実した日々を送る高橋由里香。
取引先の瀬戸との出会いで人生が変わる。

何気ない日常から生まれる運命的な出会い。
過去と現実に心が揺れ動く恋愛ストーリー。
詳細:https://genbu-shobo.com/pr20240203/

<私の感想>(編集後記的なもの)
小説のジャンルはいろんな種類がありますが、今回の作品は『恋愛小説』になります。

そして、この恋愛小説というのは非常に難しいジャンルです。
個人的に文字媒体として読むことは少ないですが、男性としてはドラマやアニメ・漫画を見ている方だと思います。

現実(リアル)と非現実(妄想)の“塩梅”の調整が重要になります。
いい塩梅にするには、日々の経験の蓄積が必要です。

実際に自分が体験したことをベースに物語を膨らませるのが一番やりやすいと思いますが、勘違いしてはいけません。

自分が体験したことを、他人が「リアル」と感じられるとは限りません。
個々のリアルは、あくまで一つの現象(事象)でしかないのです。

ラブコメ要素が強い作品であれば、ある程度のことは目をつぶってもらえるので“何でもアリ”だとは思います。

そうではなく、リアル系な恋愛小説であれば、単純な日常からの切り取りだけでは話の盛り上がりが欠けてしまいます。

どこまで非現実を膨らませるかがポイントになります。

本書であれば、タイトルにもある『奇跡』というキーワードが全体の構成(展開)を支えているように感じました。

その作品の評価をするのは読者です。
しかし、まずは著者として満足できた仕上がり(出版)であれば、作品として一つのゴールを迎えたと言えます。

作品を執筆して、出版するまでには多くの時間を要します。
それを乗り越えたという自信は、今後の作品つくりにも役立ちます。

あとは少しでも誰かの手に届けば嬉しい限りです。

少し視点を変えて、小説の編集で面白いのは『個性』を感じられることです。
文章のクセやその人となりが、小説(文章)のなかに見え隠れします。

もちろん、読者が気になりそうなクセは修正の提案をしていきます。
そのクセが『あじ』に感じられるものは残すようにしています。

きっとクセのすごい作品も結果的には良いこともあると思いますが、特に著者が「あえてやっていること」でなければ修正した方が良いです。

計算されたクセであれば問題ありませんし、むしろ、それが全体の味わいになるのは間違いありません。

小説(文章や物語つくり)は難しいですが、出来上がった時の喜びはひとしおです。
現在、執筆中の方も途中で投げ出さずに、しっかりゴールを目指してください。

■書籍タイトル
奇跡のご縁
2024年2月3日、全国販売開始
【販売ページ】
https://www.amazon.co.jp/dp/4909566856/
【プレスリリース】
https://genbu-shobo.com/pr20240203/

■出版に関するお問い合わせ
玄武書房
http://genbu-shobo.com/