【著者とのコラボ記事】



■ゲイバーとマッチングアプリ ゲイの出会いを媒介する場の諸相
木谷 幸広

Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4911562102/
楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/18717546/

<私とゲイバーの原点>

私が18歳であった1987年の日本は、バブル景気に沸いており、求人は、学生優位の「超売り手市場」であった。
商業高校に通っていた私は、多くの同級生たちと同じく就職することとなり、岐阜市内の中核病院である私立大学の附属病院に就職(医事課)した。

当時、老人の病院窓口での自己負担は無料で、月に一度医療機関に「800円」負担すれば月に何度受診しようと無料であった(その後負担率は上がっていく)。
そのため、睡眠導入剤であろうがなんだろうがどっさり患者に投薬していたような状態であったので、病院の経営はどこも潤沢だったはずである。

病院に勤務する男性職員の中で、独身者は数人しかおらず、バレンタインには大きな手提げ袋にいっぱいのチョコをもらった。
とっくに自分が「ホモ(当時は自他ともに『ゲイ』ではなく『ホモ』と呼称していた)」である自認はあったのだが、なんとしても隠し通すほかに選択肢などなかった。

セクシュアル・マイノリティに関する情報など得ようにも媒体すらほとんどない時代で、とにかく「彼女」を作るしか方法が思い付かず、同じ医事課に勤務する同年の女性職員と付き合うことにした。

彼女はとても素敵な人で、私たちは仲が良く、休みの日はいつも一緒に過ごしていた。

しかし、「情」はあっても体ごと受け入れられないことや、職場のタイトな社会規範意識に苦悩した私は、「岐阜から出るしかない」と、名古屋市内のファッションデザイン専門学校に進学することを選び、病院からも彼女からも「逃げる」ように退職し、名古屋に転居した。

それと同時に「ホモ(ゲイ)活動をする!」と決意し、異性愛者の仮面を被って付き合っていた友達との連絡はすべて断ち切った。

専門学校は学費の安い夜間コースを選び、昼間はアパレルの販売員のバイトをした。そこは、どこのファッションビルにも店舗のあったDCブランドで、無借金経営の小さな会社だった。そのためバイトであっても本社の部長クラスの人とも面識があり、部長から「東京の本社の企画で働かないか」と誘ってもらっていた。

ちょうど専門学校は二年間の「基礎コース」を修了見込みだったので、専門課程に進むかどうするか、進路を考えている時期だった。
この頃、週末は名古屋の「女子大小路」という繁華街にあるゲイバーでバイトを開始していた。その店のレギュラースタッフから「もう辞めたいから代わってくれない?」と相談を受けていた。

東京での就職、専門課程への進学、はたまたゲイバーのレギュラーという選択肢はあったが、その時は何も決められていなかった。
セクシュアリティを隠して生きることにしんどさを感じていたが、酒はまったく飲めないし、もしゲイバーを選択したら家族や親戚になんと伝えればいいのかと思い悩む日々を過ごしていた。

ある日、同じパルコ内の別ブランド店に勤務していて、ゲイをオープンにしている友達が私の働く店で服を買ってくれたことがあった。

その光景を目にした同僚(女性)が「はーん」と言い、「木谷がその二人と知り合いである=木谷はホモである」とすべてを悟った嫌な顔を見せた。そして、次の日には名古屋の店舗のすべての従業員が知る事態となった。

名古屋の全従業員に知られたということは、東京本社にもすぐに伝わるだろうと、保留にしてあった本社行きの話もそのままに「逃げるように」退職した。

私は「カミングアウト」などしていない。

それなのに決めつけられて、かつ、「アウティング」されたことにかなりの衝撃を受けた。

こんな恐ろしい世の中ならば、もう同じセクシュアリティの人々の中で仕事をしていくしかない、と、岐阜から逃げてきて名古屋に来たのに、再度逃げることとなった。

このような被差別体験がきっかけで、1994年、ゲイバーのレギュラースタッフとなった。その後、1997年に自身のゲイバーを出店し、観光バー(スタッフはゲイで、客はどんなセクシュアリティでも来店OK。女性客が多い)や、美容室などを展開する法人を設立した。従業員はすべて「ゲイ」である。

そうしたことを含め、ゲイバーを利用する人々と、ゲイバーが点在する名古屋市中区栄4丁目・5丁目の「女子大小路」という繁華街のことをフィールドとした研究をするために2019年、大学院に進学し、その修士論文をもとに執筆したものが、この書籍である。

性的指向が同性ということで大いに悩んでいたあの頃。10代、20代のときの「私」に伝えたい。

「ゲイバーや、多くのゲイの人々のことを描いた本を出版する日がくるよ」と、そして「広島という地に移り、本名でLGBTQ+について発信するようになる」ということを。

木谷 幸広

■ゲイバーとマッチングアプリ ゲイの出会いを媒介する場の諸相
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「書籍の内容をもっと多くの人に知ってもらいたい」

これは著者にとって最も切実な想いだと思います。
さまざまな活動により、その可能性は広げられます。

先日、『光と量子の不思議な世界-「シュレディンガーの猫」の実験で旅立つたれ耳うさぎミルの冒険』の著者(柳様)からご連絡がありました。
 

【視覚的に伝えるために、YouTubeで動画を公開されました】

第1話「光と量子の不思議な世界」
https://www.youtube.com/watch?v=5AoRVlDiG7Y


※こちらはAI作成のイメージ画像です。


動画公開は知識があれば可能ですが、パソコンやネットの操作に慣れていないと簡単な作業ではありません。
また10分以上の動画編集となれば、それなりの作業時間も必要なので、ご苦労もあったと思います。

ぜひ“目で見る”光と量子の不思議な世界をお楽しみください。

◆動画での訴求について

一般的に、書籍の内容を動画として公開する場合には、出版社の許諾や承認が必要となることがあります。
ただし、著者自身が書籍の内容を紹介したり、関連する情報を発信したりすることは、書籍の認知度を高めるうえで有効な方法の一つです。

特に、今回のような科学をテーマとした書籍では、文章だけでは伝わりにくい内容も、映像や音声を組み合わせることで、より直感的に理解してもらえる可能性があります。

また、動画をきっかけに書籍の存在を知り、さらに詳しく学びたいと感じた方が、実際に本を手に取ってくださるかもしれません。

書籍と動画は、それぞれ異なる特徴を持つ媒体です。
その特徴をうまく生かすことで、書籍の魅力をより多くの人に伝えることができると思います。

◆継続的な情報発信の重要性

書籍は、出版しただけで多くの人に知ってもらえるわけではありません。
発売時には一定の注目を集めたとしても、時間の経過とともに、その存在を知ってもらう機会は少なくなっていきます。

だからこそ、出版後も継続的に情報を発信することが大切です。
例えば、ブログやSNSで書籍に関連する話題を紹介したり、今回のように動画を公開したりすることで、新たな読者との接点をつくることができます。

もちろん、情報発信を続けるには、それなりの時間と労力が必要です。
しかし、一度の発信で大きな反響が得られなかったとしても、継続することで、これまで書籍の存在を知らなかった人の目に留まる可能性が生まれます。


出版はゴールではなく、スタートです。
書籍を通じて伝えたい想いや知識を、出版後もさまざまな形で発信していくことが、読者との新たな出会いにつながるのではないでしょうか。

◆書籍情報
光と量子の不思議な世界-「シュレディンガーの猫」の実験で旅立つたれ耳うさぎミルの冒険
https://www.amazon.co.jp/dp/4909566716/

■■■3つの選べる出版サービス■■■
https://genbu-shobo.com/kojin-shuppan/

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自叙伝・小説・エッセイ
児童文学・絵本
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新刊『平和共存文明論:文明論OSから読み解く未来のひらき方』本日発売

■書籍タイトル
平和共存文明論:文明論OSから読み解く未来のひらき方
著者:桜田りんご

2026年9月20日、全国販売開始
https://www.amazon.co.jp/dp/4911562145/



<書籍概要>
本書は、独自の「平和共存文明論」を体系化した一冊です。
「文明論OS」を軸に、文明の深層にある構造を考察します。

観測点、文明免疫、AI能力閾値、未来予測、0層を取り上げます。
個人・社会・技術が連動する文明を、構造として捉えていきます。

<私の感想>(編集後記的なもの)
今は「多様性が求められる時代」になりました。
はたして、これは“良い時代”なのでしょうか?

一見すれば、個々が認められる時代に感じられます。
その反面、本来の「人間的な集団生活」が薄れています。

あえて大袈裟に・・・
今は「自分さえよければいい」という時代!

自由な選択肢に対する責任も、個人に委ねられています。
同じ選択をしても、その先に待っている結果は大きく異なります。

さらに、多様性は「格差社会」を加速させている気がします。

昭和の時代、卒業したら「就職」が当たり前でした。
令和の時代、就職以外の生き方も増えています。


<就職をせずに、ユーチューバーを目指す>
成功例:再生数をかせぐインフルエンサー
失敗例:観られない動画を作り続ける配信者

昭和の時代、30代前半までに「結婚」が求められていました。
令和の時代、結婚しなくても気にする人は少ないです。


<結婚をせずに、一人で生きる>
成功例:十分な収入を得て、自由な生活を楽しむ独身者
失敗例:収入が安定せず、将来に不安を抱える独身者

とはいえ・・・
そのような状況が「悪」だとも思っていません。

なにより、大器晩成型の方もいるはずです。
今の失敗が、未来の成功につながることもあるでしょう。

では、こうした社会の変化を、もっと大きな視点から見たらどうでしょうか。

働き方も、生き方も、人とのつながり方も変わっています。
さらに、AIをはじめとする技術も、私たちの生活に急速に入り込んでいます。

私たちは「時代が変わった」と簡単に言いがちです。
しかし、変わっているのは目に見える部分だけなのでしょうか?

本書では、こうした表層の出来事ではなく、その背後にある「文明の構造」に目を向けている点が興味深いと感じました。

社会が変われば、私たちの生き方も変わります。
そして、個人・社会・技術は、それぞれが独立しているわけではなく、互いに影響し合っています。

本書では、そうした文明の構造を、独自の「文明論OS」という考え方から読み解いていきます。

哲学や思想に関する本は難しいと感じる方も多いでしょう。
しかし、読んでみると「すっと入ってくる」ことがあります。

最初は“小難しい”と感じていても、読み進めるうちに少しずつ見えてくるものがあります。
その感覚も、哲学や思想に触れる面白さの一つではないでしょうか。

また、新たな思想は『人生を変える』ことがあります。
その思想に染まる必要はなく、自分の思想や見聞を広げる力があります。

自らの考え方が見えれば、次にやるべきことに気づきます。

正解は、一つではありません。
多様性の時代だからこそ、自分なりの考えを持つことが大切なのだと思います。

周囲に流されるのではなく、ときには立ち止まって考えてみる。
その積み重ねが、自分なりの未来につながっていくのかもしれません。

■書籍タイトル
平和共存文明論:文明論OSから読み解く未来のひらき方

2026年9月20日、全国販売開始
【販売ページ】
https://www.amazon.co.jp/dp/4911562145/
【プレスリリース】
https://genbu-shobo.com/pr20260920/

■出版に関するお問い合わせ
玄武書房
http://genbu-shobo.com/
 

この度、『シニア起業:実践マニュアル―人生後半の働き方をデザインする』を出版された著者(早坂修二様)より出版後の感想をいただきました。

当方のホームページにて公開中です。
https://genbu-shobo.com/author-voice/

■シニア起業:実践マニュアル―人生後半の働き方をデザインする

https://www.amazon.co.jp/dp/4911562048/



<人生の区切りとなる出版のすゝめ>

まさに、著者の判断は正しいと感じました。
判断ではなく“決断”という方が正しいでしょう。

「書くなら今だ」
そう感じた瞬間が出版のタイミングです。

いつか本を出版したいと思いつつも、そのタイミングを逃している方は多いと思います。

本を書くには時間がかかります。
それまでの経験を振り返り、考えを整理し、一つひとつ言葉にしていかなければなりません。

実際に「もう少し時間ができてから」と考えているうちに、数年が過ぎてしまうこともあります。

本書も、著者自身の経験や知識をもとに、人生後半の働き方を考える一冊となっています。

・長く仕事を続けてきたからこそ書けること。
・実際に経験したからこそ伝えられること。
・今だからこそ言葉にできること。

これは、シニア起業に限った話ではありません。
仕事、研究、教育、趣味、地域活動、家族との出来事など。

長く続けてきたものがあれば、本人にとっては当たり前でも、他の誰かにとっては貴重な経験や知識かもしれません。

出版するということは、それらを「本」という形にして残すことでもあります。

特に人生の後半における出版は、一つの区切りであると同時に、次の一歩にもなります。

「これまで」をまとめることで、「これから」が見えてくると思います。
本を出すことがゴールではなく、新しい活動のスタートになることもあります。

「いつか書きたい」と思っている方にとって、その“いつか”を決めるのは自分自身です。

「書くなら今だ」

そう思えたときには、その気持ちを大切にしてほしいと思います。
人生の区切りとして、そして、これからの人生をデザインするために。

≫著者の声の詳細はコチラをご覧ください。
https://genbu-shobo.com/author-voice/

<作品紹介>
シニア起業:実践マニュアル―人生後半の働き方をデザインする
早坂修二

https://www.amazon.co.jp/dp/4911562048/

新刊『あいたい:忘れ得ぬ人』本日発売

■書籍タイトル
あいたい:忘れ得ぬ人
著者:海原三幸
2026年9月10日、全国販売開始
https://www.amazon.co.jp/dp/4911562137/



<書籍概要>
戦中・戦後から昭和へと移り変わる時代を背景にした恋愛小説です。
若き日に出会った二人の、長い歳月にわたるつながりを描きます。

仕事、結婚、別れや再会などを織り交ぜながら物語は進みます。
恋愛という言葉だけでは表せない二人のつながりを描いた一冊です。

<私の感想>(編集後記的なもの)
どんなテーマを持った物語にするか……。
小説づくりにおいては、重要な第一段階です。

とはいえ、その「テーマ」を読者が受け取ってくれるかは別問題です。
書き手としては感じてもらえるように構成していく必要はありますが、著者が想定していない想いを、読者が勝手に読み取る場合もあります。

それが悪いことかと言われたら、そんなことはありません。
読者の数だけ“想い”があり、それは無限だと思います。

今回は「著者紹介」の言葉をピックアップしてみようと思います。
「同じ時代を生きた方には昔を懐かしんでもらい、若い世代には当時の暮らしや時代を知ってもらいたいとの思いから出版に至る。」

これは物語における一つのテーマ(著者の想い)となります。

本作は、昭和をベースにした「恋愛小説」ですが、昭和を感じてもらうだけの物語であれば、恋愛である必要はありません。
著者自身の経験として、「恋愛」における「昭和の時代」との関連性に面白みを感じたことが分かります。

たしかに、令和・平成の時代にはない『すれちがい』のある時代です。

わかりやすいのは、スマホ・携帯電話の存在ですね。
私も“昭和の人間”ですから、多くのすれちがいを経験してきました。

気軽に連絡が取れる手段がなかった時代、待ち合わせ一つをとっても、今とはまったく違います。

約束の時間に相手が来なければ、ただ待つしかない。急な予定変更があっても、それを伝えることができない。引っ越しや転職をきっかけに、親しかった人と連絡が途絶えてしまうことも珍しくありませんでした。

だからこそ、「会う」という行為そのものに、今よりも大きな意味があったのかもしれません。

本作にも、そうした昭和ならではの距離感があります。
会いたいと思っても、すぐには会えない。相手が今どこで、何をしているのかも分からない。それでも心のどこかに、その人の存在が残り続ける。

現在であれば、スマホで名前を検索したり、SNSを探したりすれば、何十年も会っていない人の近況を知ることができるかもしれません。しかし、当時はそう簡単ではありません。

だから「すれちがい」が生まれ、会えない時間が積み重なっていきます。
そう考えると、本作の「恋愛」と「昭和」は、単に物語のジャンルと時代設定というだけではなく、深く結びついているように感じます。

そしてタイトルにある「あいたい」という言葉も、今とは少し違った重みを持って見えてきます。

もちろん、これも一人の読者としての受け取り方にすぎません。
皆さんは、この物語からどんな“想い”を受け取るでしょうか。

■書籍タイトル
あいたい:忘れ得ぬ人
2026年9月10日、全国販売開始
【販売ページ】
https://www.amazon.co.jp/dp/4911562137/
【プレスリリース】
https://genbu-shobo.com/pr20260910/

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【書店に並んだ本、売れなかったらどうなる?】

「出版した本が書店に並ぶ」
本を出版したいと考えている人にとっての喜びのひとつでしょう。
しかし、喜びの裏に潜む「残念なお知らせ」もあります。

その本が売れなかった場合はどうなるのでしょうか。
「売れ残った本は返品されると聞いたのですが、本当ですか?」

今回は、この質問にお答えします。



<回答>

はい。本当です。
一般的な書店流通では、売れなかった本が返品されることがあります。

ここで意外と知られていないのが、
【書店に本が並んだ=その本が売れた】
ではない、ということです。

◆書店に100冊並んでも、100冊売れたわけではない

出版社から取次を通して書店へ本が送られ、店頭に並びます。

しかし、一般的な出版流通では、書店に本が納品された時点ですべて販売済みになるわけではありません。

例えば、100冊を書店へ出荷して、そのうち60冊が読者に購入されたとします。
残った40冊は、そのままずっと書店に置かれるとは限りません。

一定期間を経て、売れなかった本が返品されることがあります。

つまり、次のようなことが起こるわけです。
【100冊を出荷>60冊が売れた>40冊の返品】

◆戻ってきた本は「在庫」になる

返品された本は、出版社側の在庫になります。自費出版の場合は、契約内容によって著者側が引き取るケースもあります。

再び販売できる場合もありますが、大量に戻ってくれば、その分だけ在庫も増えます。

ここが、紙の本をあらかじめ印刷して販売する場合の難しいところです。
多く印刷すれば、1冊あたりの印刷費を抑えられることがあります。

しかし、「1000冊刷ったけれど、300冊しか売れなかった」となれば、残った本をどうするのかという問題が出てきます。

商業出版のハードルが高い背景には、こうした在庫や返品のリスクもあります。出版社が出版企画を慎重に判断する理由のひとつです。

また、本を書店に置いておくにも「場所」が必要です。
自費出版では、書店の棚・陳列スペースを一定期間確保するサービスなどが用意されている場合もあります。

◆そもそも「売れ残り」が発生しない出版方法もある

ここで少し話が変わります。
紙の本であっても、最初に何百冊、何千冊と印刷しない方法があります。

それが「プリント・オン・デマンド(POD)」です。

PODは、読者から注文が入ってから本を印刷する仕組みです。
・1冊注文が入れば、1冊印刷する。
・10冊注文が入れば、その注文に応じて印刷する。

そのため、最初に大量の本をつくって倉庫に置いておく必要がありません。
たとえば、Amazonや楽天ブックスのPOD出版が該当します。

注文されてから印刷するので、「売れなかった本が大量に残ってしまった」ということが基本的にありません。

◆「売れなかったら?」も出版方法を選ぶポイント

本を出版するときは、どうしても「何冊売れるだろう?」ということを考えます。

しかし、個人出版では特に「売れなかった場合はどうなるのか?」も確認しておいたほうがよいでしょう。

あらかじめ本を印刷する方法なら、返品や在庫について考える必要があります。
PODなら大量の在庫を抱える心配はありません。

同じ紙の本の出版でも、この違いは意外と大きなものです。

出版サービスを比較するときには、料金だけを見るのではなく、「本がどのように印刷され、どのように販売されるのか」まで確認しておくことをおすすめします。

◆3つの選べる出版サービス
当方では、PODを採用(オンデマンド出版)しています。
https://genbu-shobo.com/kojin-shuppan/

「最後まで読んでほしい」
「最後まで見て欲しい」


きっと、多くの人がそう感じているはずです。

しかし、知識や技術がなければ、その想いだけでは伝わりません。
 



文章を書くうえで、そこに読者がいるなら、まずは「読みやすさ」を考えなくてはいけません。

 

読みやすい文章というと、一文を短くする、難しい言葉を避ける、適度に改行する、といったテクニックを思い浮かべる方も多いと思います。

もちろん、それらも大切です。ただ、書籍の原稿を読んでいると、文章そのものには特に問題がないのに、「なぜか読みにくい」と感じることがあります。

その原因の一つが【構成】です。

◆文章の「うまさ」だけでは最後まで読まれない

文章には、基本的な「流れ」があります。あるテーマについて問題を提示し、その理由を説明し、具体例を挙げ、そこから考察を深めていきます。

こうした流れが自然であれば、多少難しい内容であっても、読者は比較的スムーズに読み進めることができます。

一方、それぞれの文章はわかりやすくても、話題が行ったり来たりしていると、内容を理解するための負担が大きくなります。

例えば、ある問題について説明している途中で、その背景に話が移り、さらに別の事例を紹介し、そこから再び最初の問題に戻る・・・。書き手の中では、それぞれの話がきちんとつながっています。しかし、そのつながりが読者にも同じように見えているとは限りません。

特に書籍の場合、数万字、場合によっては十万字を超える文章を読んでもらうことになります。
一文一文を読みやすくするだけでなく、「この話の次に、何を読ませるか」という全体の設計も重要になってきます。

◆「書きたい順番」より「読者が知りたい順番」

構成を考えるときに意識したいのが、「書きたい順番」と「読者が知りたい順番」の違いです。

著者は、そのテーマについて多くの知識を持っています。
背景も経緯も、その先にある結論も知っています。

そのため、自分の中で整理されている順番に沿って書けば、自然な文章になっているように感じます。
ところが、読者は同じ知識を持っているわけではありません。

特に専門的な内容では、前提となる知識をすべて説明してから本題に入ろうとして、導入部分が長くなってしまうことがあります。
必要な説明ではあっても、本題になかなかたどり着かなければ、読者は「この本は何について書かれているのだろう」と感じてしまいます。

そんな場合には、先にテーマや問題意識を示してから、必要な背景を説明する方法もあります。

また、一つのテーマを説明している途中で別のテーマに移るより、ある程度まとまりをつけてから次へ進んだほうが、読者は内容を整理しやすくなります。

章や節を設けるのも、そのためです。
単に文章を分割するのではなく、「ここでは何を伝えるのか」という役割を、それぞれにはっきり持たせます。

そして、その章で生まれた疑問や課題を次の章へつなげていきます。
こうした流れができていると、読者も自然に先へ進むことができます。

◆原稿を「文章」ではなく「構成」で読み直す

原稿を推敲するときは、どうしても細かな部分に目が向きます。

・誤字脱字はないか。
・同じ表現が続いていないか。
・もっとわかりやすい言い方はないか。

もちろん、こうした確認は必要です。ただ、一度それらを横に置いて、「構成だけを見る」という確認もしてみてください。

例えば、
・この章で伝えたいことは一つにまとまっているか
・同じテーマが複数の場所に分散していないか
・説明する順番を入れ替えたほうがわかりやすくならないか
・前の章と次の章が自然につながっているか
・本題に入るまでの説明が長くなりすぎていないか
など

実際、文章そのものをほとんど修正しなくても、段落や節の順番を入れ替えるだけで、読みやすくなることがあります。
一つ一つの文章を書くことが「点」をつくる作業だとすれば、構成は、その点をつないで一本の道をつくる作業ともいえます。

読者が途中で離れてしまうのは、内容そのものに興味がないからとは限りません。
「今、何の話をしているのか」
「この先、どこへ向かうのか」
それが見えなくなり、読むことに疲れてしまう場合もあります。
 

最後まで読んでもらえる本にするためには、「何を書くか」だけではなく、「どの順番で読んでもらうか」も大切です。
原稿がある程度まとまった段階で、一度「構成」という視点から全体を読み直してみてはいかがでしょうか。

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新刊『量刑判断の心理プロセス:一般市民における二重過程と非人間化』本日発売

■書籍タイトル
量刑判断の心理プロセス:一般市民における二重過程と非人間化
著者:LIU Zeyu(リュウ タクウ)

2026年8月23日、全国販売開始
https://www.amazon.co.jp/dp/4911562129/



<書籍概要>
本書は、量刑判断における心理プロセスをテーマにした学術書です。
直観と熟慮が量刑判断に及ぼす影響を実証的に検討します。

道徳基盤、非人間化、心理的距離、批判的思考態度などを取り上げます。
社会心理学・法心理学の視点から、量刑判断の心理を考察した一冊です。

<私の感想>(編集後記的なもの)
本書は、私の抱いていた疑問を解くカギになりました。
それは「裁判員制度」の量刑に関することです。

裁判員制度が導入されてから、もう15年以上が過ぎました。
実際に裁判を経験した人は、12万人(2024年)以上になるらしいです。

現在、私は福岡にいるため、その機会も少ないと思います。
もっと地方になれば、身の回りの体験者すらいないかもしれません。

そもそも「辞退する人」も多いようです。
・・・2024年の辞退率:67.6%

私も「仕事」を理由に辞退する可能性はあります。
正しくは、「辞退するしかない」タイミングはあると思います。

◆報道を見ていて感じる違和感

こんなに悪質な犯罪なのに・・・
そんな判決(量刑)でいいの?


そういう疑問を持ったことはありませんか?
しかも、私がそう感じた事件は「裁判員裁判」に多いのです。

裁判員制度が始まった頃、私は単純に考えていました。
「(私を含めて)知識がない人だと、感情論に流されて、量刑は重くなるだろうなぁ」

しかし、報道を見ていると、私の予想とは逆に感じる判決が多かったのです。

もしかしたら、私が犯罪行為に対して厳しすぎるのか?
私の法的な知識が足りなさすぎるのだろうか?

こんな疑問を持ちながらも、実際の私生活には関係しないので、深くは考えないようにしていました。

そんな中、本書の編集にあたり、まさに腑に落ちました。

一般人の量刑判断の心理プロセス、一般人と法的知識を有する人との違い、量刑判断に影響を与えるさまざまな要因など、「なるほど」と納得できることが多かったです。

もちろん、専門書なので、難しい言葉や表現は多いです。
研究者や専門家向けですが、一般人の私が読んでも“気づき”がありました。

単なる「事件」の話だと、当事者以外は他人事で終わるかもしれません。
しかし、「裁判員制度」を視野に入れると、まったくの他人事ではなくなります。

自分が誰かを裁く立場になったら・・・
そのとき、自分がどのような思考で判断するのかを考えるヒントがあるように感じました。

今後、裁判員制度がどのように進展していくのかはわかりません。

ただし、裁判員制度との向き合い方を考えるうえで、私のような一般人も「人間の心理プロセス」を知っておくことは必要だと思います。

また、このような研究が、今後の制度をより良い方向へ見直すきっかけになることも考えられます。
私は編集をお手伝いしただけですが、それでも本書に携われたことを嬉しく思います。

■書籍タイトル
量刑判断の心理プロセス:一般市民における二重過程と非人間化

2026年8月23日、全国販売開始
【販売ページ】
https://www.amazon.co.jp/dp/4911562129/
【プレスリリース】
https://genbu-shobo.com/pr20260823/

■出版に関するお問い合わせ
玄武書房

http://genbu-shobo.com/

「今年も“記録的な暑さ”」
毎年のように耳にする、嬉しくない報道です。



もう「暑い」というレベルではないですね。
実際に、熱中症で亡くなる方も多いようです。

エアコンは涼むアイテムではなくなっています。
命を守る必須アイテムと言っていいでしょう。

ちょっとした外出でも汗が噴き出します。
基本的に、私は昼間の外出は避けるようにしています。

水分補給についても、昭和の感覚ではNGです。
いや、平成の感覚でも駄目かもしれません。

それくらい、気候が大きく変わっています。
10年後、どこまで暑くなるのか不安しかありません。

環境の変化は、単に気温の問題だけではありません。

豪雨や干ばつ、水不足、農作物への影響、生態系の変化、
さらには、食料やエネルギー、経済など…

ただ、環境問題は分かっていても、その改善は困難です。
日本だけで考えても意味がありません。

世界的に考える問題ですが、
皆さんご存じの通り、話し合いの無理な国(人)もいます。

とはいえ・・・
一人ひとりの考え方は変えておく必要がありそうです。

「なぜこうなっているのだろう」

環境について興味を持ち、知ることから始めましょう。
社会とのつながりを考え、自分たちの暮らしや行動を見つめ直す。

環境教育は、子どもだけではなく、大人にも必要な「学び」なのだと思います。

「今年の夏も暑いね」

それだけで終わらせず、この暑さをきっかけに、私たちの暮らしと、その先にある「持続可能な世界」について考えてみませんか。

『持続可能な世界に向けた新たな環境教育』
藤村コノヱ

Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CLT9Z5PM/
楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/17697073/

まだまだ暑い日が続きます。
皆さん、体調管理にはお気を付けください。

◆3つの選べる出版サービス
https://genbu-shobo.com/kojin-shuppan/

◆小説の出版
https://genbu-shobo.com/novel-publishing/

【電子書籍と紙の本、それぞれのメリットを考える】

出版を考えている方から、よくいただく質問があります。
「電子書籍と紙の本、どちらがおすすめですか?」

現在は、Amazon Kindleなどの電子書籍が身近になりましたが、一方「せっかく出版するなら、紙の本として残したい」という方も少なくありません。

では、電子書籍と紙の本、どちらを選べばよいのでしょうか。



<回答>

結論から言えば、「どちらが優れている」というものではありません。
本の内容や出版する目的、そして「誰に読んでもらいたいのか」によって、おすすめは変わります。

電子書籍、紙の本、それぞれのメリットがあります。
その違いを理解したうえで、自分の出版目的に合った方法を選ぶことが大切です。

◆電子書籍のメリット

電子書籍の大きなメリットは、出版までのハードルが比較的低いことです。
紙や印刷にかかる費用がないため、紙の本と比べて低コストで出版できます。

また、読者にとっても以下のメリットがあります。
・購入してすぐに読める
・スマートフォンやタブレットで読める
・何冊でも持ち歩ける
・保管場所を必要としない

特に、単発的に読む本(コミックや啓発系の書籍)や「情報を知ること」が主な目的となる本では、電子書籍との相性がよいケースがあります。

出版に大きな費用をかけず、まずは自分の本を世の中に出してみたいという方にとっても、電子書籍は選択肢の一つです。

◆紙の本には「本を持つ」という価値がある

一方、紙の本には、電子書籍にはない大きな魅力があります。
それは【実物として本が存在する】ということです。

自分が書いた本が一冊の形になり、実際に手に取ることができます。
これは、著者にとって大きな喜びでしょう。

また、読者にとっても以下のメリットがあります。
・ページをめくりながら読める
・本棚に置いておける
・人にプレゼントできる
・サインを入れることができる
・講演会やイベントなどで直接販売できる

出版を「情報発信」だけではなく、「自分の作品を形として残すこと」と考えるのであれば、紙の本は非常に魅力的です。

◆読者によっても好みは異なる

忘れてはいけないのが、「読者がどちらを好むのか」という視点です。
普段から電子書籍を利用している人もいれば、「本は紙で読みたい」という人もいます。

特に、年齢層や本のジャンルによっても、その傾向は変わります。
例えば、スマートフォンやタブレットで気軽に読みたい読者には電子書籍が便利です。

一方で、写真集、絵本、記念出版など、手に取ることそのものに意味がある本では、紙の本の魅力が大きくなります。

「自分にとって便利なのはどちらか」だけではなく、「想定している読者は、どのように本を読むのか」を考えてみることも大切です。

◆両方を出版するという選択肢もある

そして、必ずしも電子書籍か紙の本のどちらか一方に決める必要はありません。
現在では、同じ本を「電子書籍版」と「紙書籍版」の両方で出版することもできます。

例えば、「まず電子書籍を購入して気軽に読みたい」という読者もいれば、「多少価格が高くても紙の本が欲しい」という読者もいます。

両方を用意することで、読者自身に好きな形式を選んでもらうことができます。

出版方法の選択肢が増えた現在だからこそ、「電子か紙か」という二者択一ではなく、それぞれの特徴を活かすという考え方もできるでしょう。

◆「なぜ出版するのか」から考えてみる

電子書籍と紙の本のどちらにするか迷ったときは、まず「なぜ本を出版したいのか」を考えてみてください。

出版する目的が明確になれば、自分に合った方法も見えてくるでしょう。

大切なのは、「どちらがおすすめか」ではなく、「自分の出版目的と読者にとって、どちらが適しているか」です。

せっかく本を出版するのであれば、「自分が出したい形」だけではなく、「読者が読みたい形」についても考えてみてはいかがでしょうか。

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