この度、「ひなんくんれんゲーム」を出版された著者(藤澤誠様)より出版後の感想をいただきました。
当方のホームページにて公開中です。
https://genbu-shobo.com/author-voice/

■ひなんくんれんゲーム
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4909566627/



著者は「防災」の啓発活動を行っています。
絵本でも扱っている「ひなんくんれんゲーム」を実践的に体験してもらうイベントのようすが昨年末の北海道新聞でも取り上げられていました。

防災に関しては、その被害が自分に降りかかっていない場合、時間の経過と共に危機意識は薄れていきます。
しかし、実際に体験すること、想像することによって、その意識は定着していくものです。

個人的に思うのは、危機を察知する能力は「平和な日本」では育ちにくいだろうということです。
例えば、戦争地域や犯罪の多い国では“日常的な危機意識”が強く生まれます。

もちろん、自然災害や唐突な事故に関しては意識していても避けられない一面もあります。
それでも回避できるだけの知識と情報さえあれば、命を守る行動を選べる可能性が高くなります。

2011年の東北大震災、私は東京で大きな揺れと恐怖を感じました。
ビルの7階で会議中に激しい縦揺れからの横揺れに、どうすることも出来ませんでした。

その後は、みんなでビルを出てみては良いが、何をすればよいのやら・・・
いま考えると、ビルを出たこと自体が間違っていた(窓ガラスや看板落下などのリスクが高い)と思います。

避難訓練は「保険」のようなものではありません。

生命保険をかけているのを意識せず生活していても、何かが起これば保険会社に連絡をすれば対応してもらえます。

しかし、防災や危機意識に関しては個々の『認識』と『アップデート』が必要に思います。
さらには【子どものころから知識にふれるチャンス】が必要だと思います。

本書(絵本)だけでなく、最近はユーチューブなどの動画でも情報を得ることはできます。
さまざまな媒体を使い、子どもたちが防災(危機管理)を意識できるように大人たちが導いていく必要がありますね。

≫著者の声の詳細はコチラをご覧ください。
https://genbu-shobo.com/author-voice/

<作品紹介>
■ひなんくんれんゲーム
著者:藤澤誠

Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4909566627/