映画『アントニオ猪木を探して』 を観てきました。
こんにちは。
パーソナルブランドプロデューサー
立石剛です。
映画『アントニオ猪木を探して』
を観てきました。
幼少の頃からアントニオ猪木ファンだった私は、
瞬きをするのを忘れるくらいにのめり込んで観てしまいました。
映画の中で藤波辰爾選手が言われてました。
「ずっと、アントニオ猪木になろうとしていた。
しかし、超えられない存在だった」
棚橋弘至選手はこうも言われてました。
「みんな、アントニオ猪木の呪縛にかかっている。
その呪縛から解放されないと次のステージに行けない」
棚橋選手の提案で、道場に飾ってあったアントニオ猪木の
全身が映った写真を壁からはずしたそうです。
お二人のインタビューからもわかるように、
後輩レスラーたちにとってはとてつもなく大きな存在であり、
心の拠り所でもあったのだと思います。
私自身、アントニオ猪木から
学んだことはじつに多く、
パーソナルブランディングを考えるうえでも
お手本のような人と思っております。
アントニオ猪木の
キャッチコピーといえば、
「燃える闘魂」
必殺技は、
「延髄斬り」「卍固め」「コブラツイスト」
猪木の信条は、
「元気があれば何でもできる」
スピーチの終わりは、
1,2,3,ダーッ!!
どの言葉も、聞けば、
アントニオ猪木をすぐに連想することができます。
アントニオ猪木ほど、
自分の価値を言葉にして伝えてきた
レスラーはいないのではないでしょうか。
異種格闘技戦、巌流島、東京ドーム引退試合など、
記憶に残る名シーンをいくつも残してはおりますが、
良い試合だけではここまで語り注がれることはなかったかもしれない。
名シーンとともに心に残る言葉を刻み続けてできた
アントニオ猪木ブランド。
強いブランドは言葉で創られる。
強い言葉は、
発せられた人物がこの世から
亡くなったとしても、
人の心の中にずっと存在し
影響を与え続けることができるのです。
私自身に置き換えた時、
万が一私が亡くなったとしたら、
どんな言葉で語り継がれるのであろうか、
いや、今のままでは1週間もすれば
人の記憶からも消えてしまうのではないか、
などと映画を見ながら考えておりました。
ピータードラッガーの書籍の中に
こんな一節があります。
「あなたは、何によって憶えられたいか?
50歳になっても答えられなければ、
人生を無駄に過ごしてきたことになる」
何によって覚えられたいか?
良い、質問ですね。
以前、私のコーチングの師匠が
言っておりました。
立石さんが亡くなって
お墓に言葉を刻むとしたら
どんな言葉ですか?
今年の9月、アントニオ猪木さんのお墓が
横浜にできたそうです。
やはり、あの言葉が刻まれました。
「燃える闘魂」
あなたは何によって覚えられたいですか?
お墓に、どんな言葉を刻みますか?