どうも、探偵ごっこをしていた二児パパです。

 

なんのこっちゃって感じですけども、詳しくは関連記事がありますので、そちらをご覧いただければ幸いです。

 

 

 

 

3部制と衝撃の展開を見せた前回でございますが、
今回はちゃんと頑張りますw
ちゃんと?ちゃんと…終わらせられるのか?(謎)


【完結編・捜査】

前回、防犯カメラの映像から初老の男が映っているのを
確認した私は、この初老の男について何か手掛かりがないか
管理人さんを呼んで聞いてみた。

管理人さん「…う~ん…この映像じゃ
ハッキリわからんわぁ…でも…」

私「でも?」

管理人さん「〇〇さんかもわからん」

私「〇〇さん?誰です?何号室の方ですか?」

管理人さん「〇〇号室。でもねぇ…あの人なんかなぁ…」

私「この情報だけじゃその〇〇号室の方だとは
特定できてないし断定できないですしね…」

管理人さん「ハッキリ見えないし、〇〇さんかどうか
私も自信が無いわ。とりあえず警察呼んで
対応してもらうってのは?」

私「そうですね。いずれにしても決定的な
証拠がない上に私が直接訪問してトラブルになったら
大変ですから、警察に通報して間に入ってもらいます」


管理人さんからの情報提供で雰囲気からして
〇〇号室の〇〇さんかもしれないという情報は得られた。

〇〇さんってのが誰だかはわからないが、
マンションの住人である事はわかった。
マンションの住人以外も出入りしているし、

部外者の可能性があったわけだから、

これは大きな手掛かりの一つとなる。

そして私は警察を呼んだ。
警察が来るまでにも時間を要するので、
他にも証拠となり得る映像が無いかを確認したが、
これ以上は大した情報は得られなかった。

ほどなくして警察官が2名、管理人室までやってきて
状況を説明した。

・犯行と思わしき時刻
・破損した自転車の箇所と破損に至った予想される手口
・防犯カメラ映像
・管理人さんの〇〇号室の方と思わしき情報

これらを説明したところ、
器物損壊で事件として取り扱うか、示談で話をするかを
選んで欲しいと説明してきた。

私としては同マンションの住人でそこまで大事に
するつもりがなかったので、基本的には示談交渉で
謝罪してもらった上であとの出方次第にしようと
思っていた事を伝える。

警察「とりあえずこの防犯カメラの映像を頼りに
加害者が帰宅するのをしばらく待ちましょう。
帰宅直後を押さえられたらそのまま話ができます。
帰ってこなさそうならいったん引き上げます」

そのまま待つこと30分。
加害者は現れず。

警察「これ以上居ても来なさそうなので、
出直してまた夜来ます。夜だったら帰宅してるでしょう」

私「それだったら先に証拠を確保しといたほうが
良くないですか?今のままなら証拠不十分でしょう?」

警察「管理人さんが〇〇号室の方って言ってるし、
それに服装や背格好もある程度確認できてるわけだから
直接行って聞いた方が話が早いんじゃないですかね?」

私「でもそれは不正確な情報ですよ。
帰宅したら普通の人は服を着替える。
尋ねた時に防犯カメラの映像と同じ服を着てるとは限らない。
万一そこで、やってません。って言われたら
それ以上反論できないじゃないですか。
同じ服を持ってるだろう、出せなんて言えないでしょ?
だったら再度、防犯カメラの映像を明日確認して、
同じ服装の奴を挙げて、再度管理人さんに〇〇号室の
初老で間違いないか聴取して、間違いないって証言で
外堀を確実に固めた方が言い逃れできませんよね?
このまま乗り込んだら、場合によっては
シラを切られて終わりますよ。事件は迷宮入りになります」

警察「…まぁ、確かに」

私「明日でいいんじゃないですか?」

警察「それがですね、僕ら明日は居ないんですよ。
僕らが担当した以上、僕らで解決したいんです。
夜間は別の当直になるし、明日は別の担当になる。
この件を別の担当に引き継ぐのも大変だから、
本日中に僕らで解決したいんです」

私「そうなんですか。じゃぁ、夜に乗り込む前に
私が再度防犯カメラの映像を確認します。
恐らく帰宅した際はマンションの前を通るかもしれないし、
そうなれば別の角度で顔が防犯カメラに映るはず。
それを頼りに管理人さんに確認するとかの手があるから」

警察「わかりました。じゃぁ夜にまた訪問前の
電話を入れます」

私「よろしくお願いします」

警察はいったん引き上げた。

こちらとしては担当が代わろうが関係ないが、
この警察官達は手柄を作りたいのだろう。
自分たちが解決しました、警察官としての仕事を
ちゃんとやってますという。
それはそれで構わないし当日中にケリがつくなら
その方が話も早い。

一度帰宅した私は夕飯のご飯の支度をしてから、
再度管理人室に向かった。
管理人さんはすでに勤務時間を終え、帰宅している。
私は独り、防犯カメラの映像を確認していく。
最初とは違って要領を得たので作業もスムーズである。

幾つかの映像をじっくり見ていく私。

しばらくして…

いたっ!!!
いたよっ!
初老の容疑者が帰ってきた!


喜ぶ私。

しかし、やはり防犯カメラの映像が鮮明ではないため、
斜めからの角度ではハッキリと顔が拝めない。
これでは言い逃れされてしまう…。

そう思った私は、続けて同じ時間帯の別の映像
確認することとした。

そして見つけたのがポスト周辺の映像であった。
人はだいたい帰宅した時に必ずポストを見ると思う。
その行動がこの初老にも当てはまっていたのだ。。

だがそのポスト周辺の映像も残念ながら
顔はハッキリと映ってはいない。


くっ…くそぅ…ここまでなのか?

ちょっと待てよっ!

誰も居ない管理人室で木村拓哉さんのモノマネを

しながら有名なセリフを吐く私。
滑稽、実に滑稽である。

この映像使えないか?
そう、ポスト周辺の映像は確かに顔がハッキリと
映ってはいないが、背格好は同じ、
そして開けているポストの表札もわからないが、
位置をたどると部屋番号が割り出せる。
そして映像には「南京錠」のようなものを取り外す
モーションがある。

それらをつなぎ合わせると…?

上から〇段目、左から〇列目。
これが証拠になるじゃないかっ!

私はすぐさまポストを確認しに行く。
該当する部屋番号の左右は南京錠が施錠されていない。
という事は、位置的にこの場所しかありえない!

おっしゃ!!
これを証拠として犯行を立証できる!!


念押しで管理人さんにも聞きに行こう。
私は急ぎ管理人さんの住んでいる場所まで向かったが、
残念ながら留守であった。


しかし、ついに私は犯人を特定できる情報を
整理できたのだ。

A:午前中のぼやけた犯行映像
 チャイルドシートのヘッド部分と思わしき場所を掴み、
 前面に押し込んで壁側に激突させた想定。

B:午前中と同じ衣服を着た謎の初老の帰宅映像と
 開けているポストの位置
 
この2点を組み合わせて犯人を追い詰める準備ができた。
後は警察が来るまであと40分ほど。
大急ぎでパソコンを開き、示談が成立したときのために
Wordで器物破損の疑いによる示談対応申し立て書

作成した。


完成したと同人に警察官から連絡があり、
今から行くという報告を受けた。
私は再度用意をして管理人室に向かう。いよいよだ。


次回【直接対決編】へ続く。

という事で、大変申し訳ございませんでした。
対決編も同時に書いて掲載しようと思っていましたが、
間に合わず( ゚Д゚)

次の直接対決編で連載終了です!

4部制になっちゃいましたぁ…。
3部で終わるはずでしたが…。
下の子のご飯の仕込みをしてきます><