生に執着せず、死を厭わず
病を受け入れ、老いを愉しむ
苦楽は昼夜のごとく
遷り変わり入れ替わり
ただ今の瞬間の連続に感謝する
為すべきことは時の流れに乗って
目の前に辿り着く。あるいは、
この身が流れてそこここの
島に辿り着きしばし立ち寄る
何事にも動じず、腹を立てることもなく
浮かれすぎることもなく
悩みすぎることもない
心の闇を無理に隠さず
認めてしまえば暗さにも慣れる
笑うことも泣くことも
一陣の風が吹き抜けるように
肩の荷を下ろしてしまえば
見え方の違い
他人を受け入れるように
自分を受け入れ
自分を愛するように
他人を慈しむ
心の葛藤も俯瞰してみれば
いっときの地団駄に過ぎぬ
一日一生、一呼吸一生
…そう思っていたら
夢の中で腹を立てていた。
あらあら。
現も夢も入れ替わりの裏表ですね。