学生専門キャリアコーチ 灰谷孝のブログウェブサイト -352ページ目

「ダメな子」といわれてダメになる

「どうせ誰からも信頼されてませんから」

キャリアコンサルティングで話したとある学生さんの言葉です。


彼は就職希望、希望先の企業についてほとんど調べていない状態で
動機形成を手伝ったので、過去のリソースを主に履歴書作成する事
にしました。

この企業を選んだ理由を聞いていたときのこと、

「親が学校に行く事を認めてくれなかったんです。
 『そんなあやしい専門学校にいっても無駄だ』と言って。
 実は高校を受けた時も今回と同じようにぎりぎりで決めました。
 直前に『この高校を受ける!』と親や友人に話したところ、
 まともに取り合ってもらえず反対されました。実際に合格して
 から報告した時にも、周りの人は『なんでお前が』と信じてもら
 ませんでした。どうせ誰からも信頼されてませんから。」
 
私は、最後の言葉を聴いた時に思わず一瞬体が凍りつき、
黒い塊のようなものが胸の辺りに使えて苦しくなりました。

・・・・

それでも彼は
「働いて、自分のお金で気兼ねなく夢にお金を使います!」
と前向きに語っていました。

二人でチームになって3時間ほど一生懸命履歴書作成した結果、
担当の先生に一発合格をもらい、二人でハイタッチ!
一回で合格をもらえるのは初めてと言う事で二人で喜び合いました。

彼は学校の成績がとても悪いと聞いたのですが、実際は言葉遣いが
良く、礼儀正しく、そして高い集中力をもっていました。

「周囲からの期待通りに人は育つ」というピグマリオン効果の
話しがあります。

今回の彼のように周りから信じてもらえないのが当たり前(と少なくとも本人は思っている)の環境の中で、大きな可能性が埋もれたままに
なる子供たち、思ったより多いのかもしれません。

できることからコツコツと。