腰部脊柱管狭窄症の女性2019.10

 

 

脊柱管狭窄症というのは、脊柱にある脊柱管という管が狭窄する疾患です。

脊柱管に神経が通っているわけですが、管の内部が骨や椎間板や靭帯の影響で厚みが増し通り道が狭くなり神経を圧迫して痛みやしびれなどの症状を起こします。

症状の特徴

間欠性跛行がみられる。

間欠性跛行とは、歩行しているとだんだん下肢にしびれや痛みが出てくる。前かがみで休むと回復する症状。

 

腰部脊柱管狭窄症は腰痛自体は強くない。前後左右回旋の動作時も大きな痛みは出ない。

動作で痛みが出る場合は、筋筋膜性の要素が混じっているということ。

骨盤の歪みや筋肉のアンバランスを調整してもなお残る症状が、本来の狭窄症の症状です。

 

 

 

先日来院された患者さんが、この症状に当てはまる方でした。

 

Sさん

50代・女性

 

両側性の下肢後面の痺れ。特に、座骨から太もも後面。

両下肢外側の痺れ。

両下肢が冷たい。

黙って立っていると痺れてくる。

立っている時は常時痺れている。歩いている方がまし。

 

立位で後ろに反っても、腰痛は全くないのですが、座位で腰椎5番を前方に押すと痺れが強くなる。

 

 

最初に来院されたのは3月でした。

その時は、症状は両側にありましたが、右側の方が強いとのこと。

立ち上がる時の右下肢後面の突っ張り。

右下肢大腿外側、右足甲のビリビリする痛み。

肩こり、首の痛み、冷えのぼせがある。

 

昨年10月に追突事故で頚部むち打ち。

脚の痺れは今年1月に発症。

整形外科で腰部脊柱管狭窄症(腰椎4番5番・馬尾型)すべり症と診断。

何とか手術をしないで治せないかと思い来院。

 

 

何度か施術して、立ち上がる時の右下肢後面の突っ張り、右下肢大腿外側、右足甲の痛みは改善した。

これは骨盤の歪みや筋肉のアンバランスを調整した結果です。

左右下肢後面の痺れは、依然として残る。

 

 

 

 

先日(10月)久しぶりに来院。

右下肢の痛みは出ていない。

メインの症状である左右両側の臀部から大腿後面の痺れは相変わらず。

立っているだけでビリビリ来る。

 

頚・頭の施術をしていると、足が暖かくなってきたとのこと。

足の冷えは、自律神経による血管収縮の問題ということです。

 

Sさんには、骨の歪みとか筋肉の問題ではないことを説明し、納得していただきました。

そのうえで、これからのことを考えると手術という選択が一番良いのではないかとお勧めしました。

 

Sさんも決意している様子でした。

 

 

いつか元気な姿で会えることをお祈りしております。