原因不明のひざ裏の痛み 2017/06
Fさん 60代・女性
主訴:右太もも後面から膝窩部にかけての痛み
以前腰痛や首の痛みで来院されていた方。
1年4ヶ月ぶりで来院。
今回は右ひざの裏側の痛み、他に右肩の痛みもあるとのこと。
10か月前に散歩していたら、右ももの後ろから膝の裏側にかけて違和感を感じ、だんだんと悪化して今に至るそうです。
整形外科で検査したところ、骨には異常はないとのことでシップと痛み止めのセット。
その後、ペインクリニックに2回ほど行って注射を打ったりしたが改善せず。
最後の選択として当院に来院されました。
(まだまだ信頼されてないのかな~(T_T) 来てくれただけマシか)
しばらく立っていると、、右ももの後ろから膝の裏側にかけて痛くなってくる。
正座やしゃがむ動作も同じ部位が痛くなり、まともにできない。
まずは検査をする。
患部から考えて座骨神経痛を疑うが、立位で腰部の前後屈・左右側屈・左右回旋すべてに痛みなし。
椅坐位で上体右回旋制限あり・頚部左回旋制限あり。
右膝は、数年前に初めて来たときからですが骨肥大があり、左より大きい。
右膝の骨自体には圧痛は見られない。
骨や半月板などに問題があるなら、どこかに圧痛があるはず。
ということは、、、骨ではなく筋肉の緊張による痛みと判断する。
うつ伏せから施術
Fさんの体型は、上半身ガッチリ型で肩から背中にかけてバーンと張っている。
腰から下は力なく細くてフニャフニャしている。
膝を屈曲すると、当然ながら右が曲がりにくい。
左はかかとがお尻に着くが、右は屈曲最終域で抵抗がある。
右もも前面が張る。
骨盤をみる
仙骨左外側に抵抗がある。
仙骨尖が左に振れているので調整する。
他は、胸椎2番が右に傾いていたので矯正する。
仰向け
右太もも前面の緊張が強いためか、膝が伸びきらないでベッドから数センチ浮いている。
両腿とも内転筋が落ちて痩せている、大腿直筋だけが浮き出ている感じ。
検査で両股関節を屈曲したり腰を回旋させるように膝を倒したりしても痛みなし。
曲がっている右膝を強制的に伸ばしても抵抗感はあるが痛みはない。(関節自体は問題ないので)
これは、、、
神経の関係か?
大腿神経といえば腰椎2番あたりを目安として触診すると、腰椎1番が右に傾いているのを発見。
(あくまでも私の主観ですので、正確でないかもしれません)
腰椎1番や2番と関連のある筋肉は、大腿四頭筋や腸腰筋といった前面の筋肉になる。
腰椎1番の右側に指を当てつつ、左脚全体を持ち上げ、てこの要領で矯正する。
(その場のひらめきで思いついた方法ですが、この方の場合はうまく矯正できました)
施術後は、正座ができるようになっていました。
念のため1分ほど正座してもらいましたが、痛みなし。
3回目の来院
腰椎1番の歪みはまだ残っている。
前回の矯正法とは別なアプローチ方法で矯正する。
仰向け
右膝の熱感が引いており、右もも前面の緊張も緩んでいる。
前回は膝のお皿が上(頭方)に上がっており動きが悪かったのですが、今回は左右上下ともに動くようになった。
日常生活による動作痛が無くなったので一応終了して様子を見ることにする。
ひざ裏の痛みは、骨盤や下肢のアライメント調整、緊張部位のマッサージなどで取れることもありますが、それでも取れない頑固なものは椎骨を調べてみるのもいいかもしれません。