腰椎椎間板ヘルニアの男性 2

前回のつづきです。

前回の施術の1か月後くらいにまた腰を傷めて来院されました。

ダンプカーのテールランプを交換している時に、例によってぎっくり腰を起こしてしまったそうです。
痛みのため夜眠れないということで来院。
仰向けが辛く、横向きで寝ているとのこと。

傷めた場所は、腰椎ではなく骨盤の方です。
右仙腸関節という所を傷めました。

椅子に座った状態で右膝を上にあげると、右仙腸関節に痛みが出る。
そのまま仙骨の調整をする。
仙骨の両側を両手母指で圧定しながら時計回りにゆっくりと動かす(この方の矯正方向)。
そのままの状態を保ちながら、先ほどと同様に右膝を上に上げてもらうと痛みが消える。

うつ伏せで仙骨を見ると、上下軸で左回旋。
仙骨の左側が後方に凸・右側が凹んでいる。
前後軸は反時計回り(CCW)。

いつも通りの施術をして、最後に再び椅子に座る。
まだ若干歪みが残っていたので、ダメ押しで最初と同じく仙骨を矯正位にした状態で足踏みをしてもらう。
動作痛が軽減しているのを確認して施術終了。


数日後に予約を入れたんですが、本人の代理の方からキャンセルの連絡があった。
仕事の関係で行けなくなったとのこと。



それから1か月過ぎたころ・・・。


本人から施術の予約があり来院。
またいつものように右下腿から足趾のシビレを訴える。

聞くと、何と前回の治療の翌日に歩道の縁石を踏み外して、腰を傷めて動けなくなり、そのまま病院に入院。
検査で右腰仙部にヘルニアが見つかり手術したとのこと。
これで腰の手術は2回目になる。

手術の傷は、腰椎5番から仙骨上部まで棘突起状を縦に真っ直ぐ。
ヘルニアを取るためには骨を一部削らないとならなかったようです。
結構大変です。
手術から18日目で退院。

右足のシビレは、手術後軽くはなったが依然として残存。
そして、退院して3日後に当院に来院。
というわけです。

寝ている姿勢は楽。
座っているのが辛い。
座っている状態で右足を高いところに乗せていると楽だそうです。

施術はいつもと特に変わりはない。
ただ腰の傷跡がまだ生々しいので腰には触らない。
実際、現在の主訴は腰椎由来のものではないので問題ない。

うつ伏せで腸腰筋のストレッチで股関節を後方に伸展させると左側のほうが抵抗が強い。
右臀部の違和感は常にある。
右梨状筋の緊張強く圧痛がある。
座位・うつ伏せ共に左肩甲骨の動きが悪い。
仰向けでは左腹部(腹直筋鞘外側)がかなり緊張強く圧痛がある。
また、右側の腸骨筋も緊張が強い。

筋膜の押圧やストレッチで身体のバランスを整え、最後に頭蓋骨調整で終了。

その後2回ほど治療を行い痺れは半分くらいに減少した。
傷める前の状態ぐらいにはなったそうです。

しかしまだイスに座っている時は右足底外側にジンジンした感覚が残る。

まだ長い付き合いになりそうです。

一旦終了