2年くらい前に娘さんの紹介で来た方。70代後半の男性。

症状:腰痛・右足のしびれ
   上体が左斜め前に傾いている。真っ直ぐ立てず、数秒しか歩けない。

真っ直ぐ立てなくなって2か月になる。ずっと傾いて生活してきたとのこと。

今までは時々腰痛があったが、近所の整形で牽引をしてもらうと楽になっていた。
今回は全然変わらず、医大で検査してもらうと腰椎椎間板ヘルニアとの診断。

痛み止めを飲んで様子をみていたが変わらず、手術を勧められていた。
手術をしないで治したいということで当院に来院。


座っている姿勢は比較的楽とのこと。
2か月間変わらないということで、「ちょっとこれは普通じゃないな。」と思い、「これはよくなるかどうか分かりませんよ。」と最初にことわっておく。

ヘルニアの場合、通常は2か月程度で、飛び出した髄核が白血球の一種である「マクロファージ」という細胞に食べられて無くなり自然に治ることが多い。

この方の場合、腰を伸ばした姿勢をとると右臀部にピリピリとした痛みが出て、右ひざからすねにかけてしびれが出る。

寝る姿勢は横向きのみで、仰向け、うつぶせは痛みの為無理。
2か月以上横向きでしか寝たことがない。

施術は最初、座位で腰に微弱電流をながす。
次に、うつぶせは無理でも仰向けなら何とかなるのではと思い、腰痛の安楽姿勢をとらせ電流を流す。
しかし、安楽姿勢自体が辛く5分が限度。一度痛みが出ると痛みの余韻がしばらく治まらない。
横向きで休んでもらって痛みが治まったところで終了。

初回は全く何の効果も出せなかった。

次回につづく。