だんだんと物価の上昇が

目立ってきました。

 

自社の商品やサービスは

どうやって値上げしていけば

いいのか、

 

悩んでいる社長さんが多いと

思います。

 

長年続いたデフレで、

 

どちらかというと

 

価格維持・低価格競争に

目が向けられてきました。

 

しかし、

 

特に2022年に入ってから、

インフレになってきて、

 

価格の上昇が目立ってきました。

 

専門家が言うには、

どうやらこのインフレは、

一時的なものではなく、

 

少なくとも数年にわたって

起こりそうだということです。

 

数年にわたってインフレに

なるということは、

 

その間、毎年値上げが必要に

なるということです。

 

ですから、これからは意識を

デフレからインフレを前提とした

 

経営のあり方に意識を向けて

いく必要があります。

 

では、どれくらい価格を上げる

必要があるのでしょうか!?

 

インフレ率には、

 

①消費者向けの価格から見た

  「消費者物価指数」

 

②企業間取引の価格から見た

  「企業物価指数」

 

③輸入品の価格から見た

  「輸入物価指数」

 

の3つがあります。

 

2022年5月のこれら3つの

指数は、

 

①消費者物価指数が

  前年同月比2.1%

 

②企業物価指数が

  前年同月比で9.1%

 

③輸入物価指数が

  前年同月比43.3%

 

となっています

(日本経済新聞)。

 

ということは、

消費者に販売する会社は

約2%の値上げ、

 

企業向けに販売する会社は

約9%を目安に値上げが

 

必要になるということでは

ないでしょうか。

 

 

また、物価指数の怖いところは、

 

仮に物価指数が今年2%上昇して、

翌年2%上昇するとしますと、

 

2年間で通算すると4%価格が

上がったということになるという

ことです。

 

つまり、インフレの間は、

毎年値上げが必要になる

ということです。

 

今年だけ価格を上げれば済む

という話しではないところが

ポイントです。

 

すぐできる価格上昇の方法は、

 

新商品の価格から高めに

設定する、

 

スポットのサービスの価格を

引き上げる

 

などがありますが、

 

これでは根本的な解決には

なりません。

 

これまで事業を成長させてきた

会社の共通点は、

 

「お客様の変化に敏感」

ということです。

 

変化からチャンスが生まれます。

 

まずするべきことは、

お客様のニーズがどう変化して

いるかを把握し、

 

その変化に合わせた、

商品やサービスを提供すること

です。

 

では、変化に合わせた、商品や

サービスはどのように考えたら

いいのでしょうか。

 

脳は「混乱」するといいアイデアが

生まれるようにできています。

 

脳が混乱するとは、

 

こうなったらいいのになあという

考えはあるけれども、

 

実際にどうしたらそれを実現できる

のか分からないで思い悩んでいる

状態をいいます。

 

でも、あきらめずに自分がしたいと

思うことをどうしたら実現できるのか、

 

頭を混乱させながら思考することで、

いいアイデアが生まれるのです。

 

①お客様のニーズの変化を把握する

 

②ニーズの変化からどういう商品や

 サービスを提供したいのかイメージ

 する

 

③イメージした商品やサービスを

 どのようにしたら実現できるのか

 思考するということです。

 

いいアイデアを考える際に重要なのは、

できそうなことを考えるのではなく、

 

できるかどうかわからないけれども、

こういう商品やサービスを提供したい

という理想像をイメージし、

 

その実現に向けて思い悩み続ける

ことです。

 

まずは理想的な商品やサービスを考え、

それを実現するための方法は後から

考える!!

 

ということがコツです。

 

え?この方法は本当かな??

 

って思う方もいるかもしれません。

 

でもこれは脳科学にもとづいた、

科学的根拠のある方法なのです。

 

いいアイデアを考えるのに、

いろんな情報を収集することも

同時に行うことはいうまでもあり

ません。

 

一見ピンチに見えるインフレ時代を、

チャンスに変えましょう。