石油などの資源高や、円安などで、
これから急に、日本もインフレになると
叫ばれています。
利益は、売上から仕入や経費を差し引いて
計算しますので、
当たり前ですけど、
売上が同じで、仕入や経費の金額が上がれば、
利益は減ります。
どれくらい利益が減ってしまうのでしょうか!?
たとえば、売上に対する当期利益の比率が
5%だったとします。
仮に売上が同じで、インフレ率が5%でしたら、
当期利益はプラスマイナスゼロになってしまいます。
例えば、売上が1億円で、売上に対する当期利益率が
5%でしたら、500万円の利益ですが、
インフレ率が5%になった瞬間に、
ほとんど利益が吹っ飛びます。
ましてや、
売上に対する当期利益の比率が2%で、
インフレ率が5%になった場合は、
いっきに赤字になるイメージです。
すべてのモノが一律に上昇するわけではない
ですが、
目安としてインフレ率にも注目しましょう。
では、すでにインフレになっている
海外のインフレ率はどれくらいかと
いいますと、
イギリスの消費者物価指数は、
令和4年1月の前年比で5.5%
上昇したそうです。
イギリスの令和4年のインフレ率は
7%を超えるという予想もあるみたいです。
アメリカはどうかといいますと、
令和4年2月の消費者物価指数は
前年同月比で7.9%の上昇だそうです。
(ちなみに、アメリカの2020年の
消費者物価指数が1.25%でした。
過去の日本の消費者物価指数は、
2020年が0.03%、2019年が0.47%でした。)
日本だけがインフレにならないとは
いえないでしょう。
日本は、石油や多くの食料品が輸入
されていますし、
急激に円安になっています。
長い間、デフレ経済といわれてきた
日本で、
インフレ率を気にすることになるなんて
思ってもみませんでしたが、
決算書を見るに当たって、
一般的な物価上昇率となる
インフレ率も気にしましょう。
そして、自社の売上に対する
当期利益率がどれくらいなのか、
もう一度確認しましょう。
そして、
例えばインフレ率が5%になったら、
どれくらい利益が減るのか確認しましょう。
また、
経費の中で最も大きな比率を占めるのが、
仕入でしょう。
業種によっては外注費もです。
こうした大きな比率を占める経費の金額や
購入単価の推移も頻繁にチェックする必要
があるでしょう。
もう年に1度の決算では、実態が把握できず、
タイムリーに手を打つことはできません。
ですから月次決算は必須です。
月次決算でまず確認することは、粗利益です。
そして次に固定費です。
毎月早めに試算表を作成して、確認しましょう。
また、物価が上がっているわけですから、
いつまでも自社のスタッフの人件費を同じに
しているわけにもいかないかもしれません。
決算書を確認しながら、どのタイミングで、
どれくらい上げるのか、
シミュレーションする必要があるのでは
ないでしょうか。
また、
自社の商品やサービスの販売単価の値上げも
検討する必要があるでしょう。
このへんのお話しは、次回お伝えします。


