以前、私がテレビ番組をつくる会社に勤めていたとき、
上司であるディレクターに質問したことがある。
ロケに行ったときは、そのネタがすごくおもしろかったのだが、
VTRを編集し、何度も同じシーンを見ていると、感覚が慣れてくるので
このネタは面白いのか面白くないのか、だんだんわからなくなってくるのだ。
私「これって、おもしろいんですかねぇ?」
上司「おもしろいか、おもしろくないかの判断は、見た人が決めることだ」
そう言って、上司のディレクターは、プッとオナラをした。
上司「臭いか?」
私「いえ、別に」
上司「そうか」
すると、今度は、ブ~~~~~ッとオナラをした。
上司「臭いか?」
私「そういえば、なんか臭ってきました」
上司「ということだ」
これだけではなんのことだかさっぱりわからないので説明すると、
自分が10倍くらい倍増したことをやって初めて、
人には、やっと倍を感じさせることができるということなんだ。
精神心理学という学問にも、ちゃんと次のような公式が存在する。
S
R=k log_
S0
これは、人がどれくらい感じるのか?という感覚の公式だ。
あなたの表現(1倍) × 10倍 = 相手は あなたの表現1倍 × 2倍 を感じる
とするもの。
これは、笑顔などの感情表現でも同じことがいえる。
普段の笑顔の10倍ほど膨らませた笑顔で笑うと、相手により伝わるのだ。
日常の中でも、普段笑わない人がクスッと笑顔になると、「あ、笑った」
と感じとれるのも、こういった感覚の方程式から理解できる。
恋愛のいわゆるギャップがいい、という話もこれに相当する。
例えば、営業行って商談に失敗し、自分チェンジをして再度アタック
するとしよう。
その場合、2倍くらいレベルアップしても、ほとんど変化を感じさせないだろう。
10倍くらい変わって、初めて2倍の変化を感じるわけだ。
『あっ、この人、以前よりも倍くらい頑張ってるぞ!』と感じさせる
ことが出来る。
ただ、こう書くと「え、なんだかしんどそう」と思うかもしれない。
なので、ここで少し応用してみる。
総合的に評価を高めてみる、にシフトさせるんだ。
目線
仕草
褒めるタイミング
聞き上手
笑顔
などなど、総合で20か所ある部分で少しずつ稼げば余裕で
10倍以上になるはずだ。
今までより1.5倍の反応を6か所で取れば
1.5×6=11倍という計算が成り立つからね。
6か所を変えれば既に11倍の変化を相手に感じさせれるし、
もし全部の20か所で少しずつ改善すれば、3200倍以上の
凄い変化を感じさせることが出来るというわけだ。
ちょっと今回はわかりにくい内容だったかもしれないけど、
色々なところを、ほんの少しずつ意識的にアップさせてみよう
そうすると、伝わりにくいものでも伝わりやすくなって
コミニケーションが好転していきますよ
というお話でした。