私たちは次の日の朝10時半にホテルを立たなければならなかった
そしてパトリックさんは10時20分にホテルのロビーから電話をくれた
私は走った みんな走った
そしてロビーには パトリックさんが 機材を全部持って待っててくれた
OH OH OH パトリックさん 本当にありがとう
これは本当に大切なものだったんです
「うん 知ってるよ 間に合って良かった」
思わず、パトリックさんとハグ
あれっ ハグが下手だ
あれっ この人 外人なのにハグがうまくできない感じだぞ
あれっ この人 ひげもじゃなのに ツルツルしてるぞ
あれっ この人 ハワイのイルカさんみたいな肌触り
パッと離れたパトリックさんは「急ぎます」といって走って消えてしまいました
ハグのすごく下手なパトリックさんと一緒にいたのは40秒くらいだったか・・・彼は走って行ってしまいました
機材は全部返ってきました簡易的にコンビニ袋にちょっと入れておいた重要なデバイスもまったく無傷です
コテージ近くではあんなに大雨が降り、風も強かったのに一滴も水にぬれた形跡がない
機材についているネームタグには私の名前は書いてない
飛行機のバゲッジタグだけで私を探した以外に情報がない
私がハワイにいる情報は参加者以外だれも知らない
機材はとても冷たく冷凍庫から出したばかりのようでした。一応中身を確認しましたが、中はもちろん誰も触ってなくてプルメリアの匂いが充満しました
つづく