もうバスの時間が迫っている
このあとまだ
紅茶屋さんにも
布屋さんにも
いかなければならない
私は宝石店の店員さんに言った
箱もなにもいらないからこのまま指につけて帰ります
マジですか
はい 全く問題ないです
歪みそうなぎりっぎりの空気感
異文化のつなぎ目を整える事に精一杯だった私は夢中だった
先人達が必死で日本人を国際人として認められるように、異文化間で必死に努力してきて作り上げたアジアでもっとも民度の高いジャパニーズのイメージは何も知らない旅人たちに少しづつ破壊されていくのである
でもこれは誰が悪いというわけでもない
ただ、その両方を見て来た私はその場の空気をなんとかバランスとる事をしないで見ているわけにはいかないのであった
待機しているバスに乗り込み次の場所へと向かう途中
指にはめられている指輪に向かって
「君はまぁ、地味でムラだけども色が素敵だよ。長いお付き合いできそうだね」なんて指輪に話かけたその時
外の太陽の光を浴びてその宝石は↓のように光っていたのだ
それはなんと・・・・
えある だった