昨今、ANAが雇用維持のためにスーパー店内業務や、家電量販店コールセンター、ホテルなどへの異業種への一時的出向を始めたニュースに、賛否両論があるようですね。
このブログでは以前、9月に2回に渡ってブレコネしてみた異業種への在籍出向ですが、その後も幾つかの業種(例えば物流業界とか公務に対して)やっていますので、9月に続いて第3弾としてシェアしたいと思います。
◆参考文献◆
「たった1枚の紙で誰でも意思決定できてしまうブレイン・コネクト」
監修:株式会社インクルージョン 著:杉村寿重/和氣俊郎/横内浩樹/平塚智文 三恵社2019年 https://www.amazon.co.jp/dp/4866931248
◆物流業界への出向◆
Step1、2、3をやった結果、最終的にこんな感じになりました。
<物流業界への出向で分かったこと>
【出向の意義】
・本業では得られない経験が出来るメリットと新たな成長の可能性。本業にも生かせる。
【結論:受け入れ先に対するビジネス提案の視点で出向】
・どんな業界と出向契約するかは、出向先業種ごとへのギフトから考える。
・物流業界への出向であれば、自社のノウハウやスキルで貢献する視点を持つ。
◆公務への出向◆
Step1、2、3をやった結果、こんな感じになりました。
<公務への出向で分かったこと>
【結論:公務と地域産業の活性化と通した持続可能性】
・公務に対する民間ビジネスからの寄与
・公務側が業務アウトソースの入札条件を緩くする。
⇒民間からの出向と言うより、公務と民間の協業であり共存。
⇒自治体の構造改革が見えるケース(企業側より自治体の構造改革の方が先かなと感じる)
◆考察◆
異業種への在籍出向ブレコネを9月にやってみたときは、中小企業で経営者も社員も仕事が減って困っている共通認識の上でのブレコネでした。それでも単純に出向を考えても上手く行かないことがブレコネで分かっています(9月7日に投稿した「17)コロナ禍での在籍異業種出向」)。
https://ameblo.jp/brain-connect/entry-12622915923.html
そこで、何よりも社員のモチベーションや自社業務への価値を踏まえた、人手不足の異業種に絞って誰もがハッピーになれることを大前提にブレコネしてみました(9月21日に投稿した「18)介護業界への在籍出向」)。
https://ameblo.jp/brain-connect/entry-12626205047.html
その結果、自社の事業継続性の担保を持ちながら、相手先への多様な貢献を検討しなければ双方の幸せはないということがブレコネで分かっています。今回の物流業界へ、公務へも同様の内容になっているでしょう。そう考えると、社員のコミットがない状態でのANAの一方的なやり方は後々に問題を起こすような感じがします。ANAは目先のことに走らず、もっと社員や社会のことをブレコネで考える必要があるのではないでしょうか?
尚、異業種への在籍出向は、企業の力関係で個別に行うより新しい雇用市場の様式として、社会的公益的な中間支援組織があると良いと思えます。そして目先のお金の価値以外にも、社会的価値を改めて考える必要もありますので、中間支援組織プロボノ的なもので多くの業界が参加できる形で支援ができると良いと思えます。
※プロボノとは、各分野の専門家が、職業上もっている知識・スキルや経験を活かして社会貢献する活動※
ぜひANAにはブレコネをやって欲しいと思いました。皆さまのご意見は如何でしょうか?
【お問い合わせ】
https://www.iri-ltd.com/ もしくは info@iri-ltd.com (担当:杉村)
【著作文責】株式会社インクルージョン(Inclusion Research Institute, Ltd.【略称:IRI】) https://www.iri-ltd.com/

