先日、随分久しぶりに、ビリー・ジョエルの『オネスティ』を聴いた。
涙がこぼれそうになった。
世界がこのコロナ禍から脱出するために
今、最も必要とされているのは
『誠実であること』ではないのか。
政府も
組織も
我々一人一人も。
このウィルスは、隙があれば、そこから感染を拡大させる。
国、そして世界という巨大な組織の中からこぼれ落ちる人々があれば、そこに大きな穴があくのだ。
建て前がどうであれ、実質こぼれ落ちる人々が出て来ては、このウィルスに勝つことは出来ないのではないのか。
誰かを犠牲にすれば、そこに生まれるのは絶望だ。
派閥や立場にこだわっている場合ではない。
この対コロナウィルスの戦いでは、すべてにおいて、真に誠実に対応しなければ、勝てないのではないのか。
しかし、現代社会では、『誠実であること』は表向きはともかく、実際には、果てしなくないがしろにされてきた。
そのことを、このコロナ禍は暴き出してしまったのではなかったか。
