またしても周回遅れの記事ですが、読んでいただければ嬉しいです(汗)
羽生選手がメンテナンス時期をとると告知した。
流石だ、と思った。
まず第一に、身体の事が心配だった。
メンテナンス時期を取ることでファンが離れるのではないかという不安は、本人が一番強い筈だ。しかし、この先彼がやりたいことを見据えれば、今しっかりメンテナンス時期を取る必要があり、結果的にそれがファンの期待に応えることにもなるとの判断だろうと思う。
いつもながら彼のその決断力に、脱帽する思いがした。この人は、必要な時に必要な判断を自分で下すことが出来る。自分を客観的に見なければ、とても難しいことだ。
もう一つは、ここまでのアイスショーで、当初彼がやりたかったことをやり尽くしたのではないか、と思っていたからだ。少なくとも私は、REPREYとEchoesで一つの完成を見た気がしていた。
だから、この次を考えたとき、根本は変わらないとしても、何か少し異なる方向性からのアプローチを模索することになるのではないか、と思っていた。それには、彼の中で考えを熟成させる時間が必要なのではないか。。。
メンテナンス時期の宣言は、私の二つの心配を取り除くものだった。
正直、メンテナンス時期彼の演技を観られないことは、もの凄く寂しい。けれど、再びその演技を目にする未来を想像したとき、私はドキドキするのだ。
2020年の全日本を思い出す。
総ての試合をキャンセルしていたので、私は本当に彼が全日本の試合会場に姿を見せてくれるのか、という不安を拭い去ることが出来ずにいた。
確か前日だったと思うが、テレビカメラの前でポーズをとる彼の姿を見て、狂喜乱舞したのだった。
そうして迎えた試合での演技ときたら!
あのレットミー様と、、、、《天と地と》だ。
レットミー様は、競技としてあの手の音楽に乗せた演技では、あれ以上のものに私はお目にかかったことは無いし、これからも無いと断言する。
全ての要素が素晴らしく、その上にあのリズム感、世界観、エンターテイメント性が備わっているのだから。
しかしながら、天と地とを観たときの衝撃は、全く別の次元のものだった。
私は、これを待っていたんだ、と思った。
フィギュアスケートに期待していたものを、とうとう目の当たりにする事が出来た、と感じた。
(その時の衝撃は、以前記事にしている。)
今観れば、それ以後の2021年の全日本、そして北京の演技は更に磨かれて素晴らしいのだが、初めて観た衝撃は今も鮮やかに脳裏に蘇る。
これまでも常に、彼の決断は正しかった。
彼にはその決断を、正しいものにする力がある。
私はただ、信じて待てばよいのだ。
そして次に目にする演技のことを考えると
ドキドキするのだ(笑)
多くのファンが恐らくは私と同じ気持ちだろうと思う。お祭りも催されているようだし!
彼からの供給もあるみたいだから、それらを楽しみながら、ゆっくり待ちたいと思う。