「ほめて育てましょう」

 

 

 

 

 

育児本でも、学校でも、研修でも

 

何度も聞く言葉です。

 

 

 

 

 

 

もちろん、ほめられて

嬉しくない子はいません。

 

 

 

 

 

でも――ほめればほめるほど

 

子どもは親や先生に依存しやすくなる。

 

 

 

この“逆説”こそ

アドラー心理学の知られざる秘密です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほめるとは

大人が子どもを評価し、点数をつけること。

 

 

 

「えらいね!」

「すごいじゃん!」

「よくできたね!」と言うたびに、

 

 

 

子どもは心の奥で

 

 

「私は大人の“OK”がないと不安」

「できたかどうかは大人が決める」と学びます。

 

 

 

 

 

すると

 

周りの評価が気になり

失敗を極端に怖がり、

 

 

 

自分の基準より

“大人の基準”で動くようになり

 

チャレンジが減っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方で、アドラー心理学が

大事にするのは“勇気づけ”。

 

 

 

ほめる(評価)ではなく

勇気づけ(存在への信頼)が子どもを伸ばします。

 

 

 

子どもを仲間として尊重し

 

行動より“努力”や“過程”に目を向け

 

 

 

 

「あなたはあなたのままで価値がある」

伝えるかかわりです。

 

 

 

同じ90点でも

 

 

ほめるなら

「すごいじゃん!天才だね!」

 

 

勇気づけなら

「コツコツ頑張ってたね。どうやって勉強したの?」

 

 

 

 

 

子どもが受け取るメッセージはまったく違います。

 

 

 

 

 

 

 

 

ほめられて育った子が

中学・高校でつまずきやすいのは、

 

 

 

 

自分の基準を持てず

評価が下がると自信も消え

 

 

少しの失敗で折れ

「どうせムリ」が口ぐせになるからです。

 

 

 

 

 

 

これは性格ではなく

“ほめられる文化”の副作用です。

 

 

 

 

 

 

 

家庭や学校で大切なのは

評価ではなく、プロセスと姿勢を見ること。

 

 

 

 

 

「最後までやりきったね」

 

「少しずつ進めてたの知ってるよ」

 

「どう感じた?」

 

「次は何をやってみたい?」

 

 

 

 

 

 

 

こうした言葉は、子どもが

“自分で自分を認める力”を育てます。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、

私がクラスでよく使っている

勇気づけの声かけは、こんな感じです。

 

 

 

 

あいさつした後に

 

「今日も元気そうで、うれしいね〜」

 

「漢字のミスが減ってきたね。前より覚えているよ。丁寧に練習してきたからだよね」

 

 

週末でちょっと疲れている様子。

「そりゃ疲れるよね〜。一週間、よく乗り切ったよ」

 

 

 

 

 

 

評価でもなく、指導でもなく、

“その子の姿をありのままに受け止める言葉”。

 

 

 

 

これが勇気づけの土台になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アドラー心理学が伝えたい核心は

 

子どもの価値は“行動の結果”ではなく

“存在そのもの”にある、ということ。

 

 

 

 

ほめて伸ばすのではなく、信じて伸びる環境をつくる──

それが“勇気づけ”です。

 

 

 

 

「ほめればいいんでしょ?」という考えを手放すと

 

子どもは驚くほどラクに、自分らしく育ちます。

 

 

 

 

 

勇気づけのコツや声かけ例は

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よければご家庭や教室にも

取り入れてみてくださいね ラブラブ

 

 

 

岡部千鶴 プロフィール


アドラー式 しあわせ共育ナビゲーター
 

愛媛県在住。小学校教員として31年間勤務

2020年よりアドラー心理学講座を主宰し、5期にわたり受講生をサポート

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