メンバーブログ3【坂口昇司】 | BRAFT

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こんにちは、坂口昇司です。


私の「好きなこと」はたくさんあるので何を書こうか迷いましたけど、私の愛すべきチーム、千葉ロッテマリーンズについて書きましょう。

どれぐらいマリーンズのことが好きかと言うと、ペンケースからバッグ、レッスンで使用するタオルに至るまでマリーンズグッズで身を纏うぐらい好きなのです。

いつから好きかというと、これがわからないのです。気付いたらマリーンズ好きになっていました。

私が好きになったときは千葉ロッテマリーンズではなく、ロッテオリオンズでした。当時は川崎球場がホームグラウンドで、中日ドラゴンズの前監督の落合さんが4番を打ってました。

そのころ、ゴールデンタイムで毎晩のようにジャイアンツ戦をテレビでやっていたので、その影響で現ジャイアンツ監督の原辰徳に憧れて野球部に入り、「若大将」みたいになりたい!って野球の練習を頑張りつつも、何故か「ロッテファン」という不思議な野球少年でした。

先輩からも珍しがられて、「おい!ロッテ!」とか呼ばれて、ロッテファンであることで可愛がられたりしました。

しかし、マリーンズは長く暗黒時代が続きました。Bクラスばかり、弱かったのです。ボビー・バレンタイン監督が率いた1995年に一度2位になり少し夢を見ました。

しかし、ボビーは1年で去り、また、暗黒時代が続いてしまいました。

つまり、私は好きな野球チームの優勝を経験したことがなかったのでした。「勝利の美酒」の味を知らなかったのです。

そんな私がついに勝利の美酒を味わう瞬間が訪れました。ボビーが監督復帰して2年目の2005年、10月17日。ホークスとのプレーオフを制して31年ぶりのパ・リーグ優勝を決めた日です。

この日、私は千葉マリンスタジアムにいました。試合はホークスのホームグラウンドである福岡ドームで行われていたのですが、マリンスタジアムでパブリックビューイングが実施されていて、オーロラビジョンで試合観戦ができたのです。

私はプレーオフ期間中、毎晩片道1時間半かけてマリンスタジアムに通いました。2005年のマリーンズとホークスのプレーオフは、第2戦から第4戦まですべて1点差の好試合と、もつれにもつれて、最終戦の第5戦が優勝決定試合となりました。


第3戦、第4戦と優勝目前までのところまで行きながらの逆転負けでした。

第5戦。

この試合も1点を争う緊迫した展開になり、7回を終えた時点で1対2でマリーンズは負けていました。

私はマリンスタジアムで声を嗄らしながら、やっぱり優勝できないのかなぁ…と少し項垂れていました。

しかし、8回表。


マリーンズファンとして永遠に語りづがれる伝説のプレイが生まれるのです!

長い暗黒時代、マリーンズの主砲として活躍した“幕張のファンタジスタ”初芝選手が、代打で登場し、ボテボテの内野ゴロを全力疾走して内野安打にするのです!


そのプレイがこちらの動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=TtNBoZSxjRM

長い暗い時代を知り初芝選手のこの全力プレー(ホークスのバティスタ選手もいい味出してます)。

この初芝選手の姿を見て、私は涙が溢れて止まらず、「はつしば~はつしば~」と何度も声にならない声を上げてしまいました。


初芝選手のプレーがその後の里崎選手の逆転打を呼び込むのです。

3対2で迎えた9回。


いよいよ優勝の瞬間が味わえるのです。

マリンスタジアムは異常な興奮状態になっていました。すでに泣いている人もいましたし(私もですが)、
祈り続けている人もいました。


「もう見てられない!」と言ってスタンドを離れる女子高生もいました。
みんながみんな、未知の領域なのです。

そして、その瞬間がやってきました。


ラストバッターの川崎選手の打球がレフト井上選手のグラブに収まったその瞬間、
マリーンズの31年ぶりのパ・リーグ優勝の瞬間でした。


http://www.youtube.com/watch?v=ZdXAeD92ym4

この瞬間、私は思いっきり叫びました。


「うぉ~!!!うぉ~!!!」


どんな声で、どんな言葉で叫んだのか、覚えてないですし、文字にならないような咆哮だったと思います。
とにかく、声の限り叫びました、そして、泣きました。


後ろにいた方とお互い泣きじゃくりながら抱き合い、前からやってきたかなり酔っぱらったおじ様と抱き合い、隣りにいたカップルの女性のほうとだけ抱き合ったり、とにかく、いろんな方と抱き合いました。

みんな全力で泣いてます、全員が涙を流してるんです。

凄まじい光景でした。

もう泣くなんてもんじゃない、嗚咽なんです。

優勝ってこんなに嬉しいものなんだって、勝利の美酒に酔っていました。


私の人生で一番嬉しい瞬間でした。

それでいいのか、よくないのか、わからないですけど、
とにかく歓喜の瞬間でした。


この瞬間を私は一生忘れないでしょう。

どうでしょう?
どれほど私がマリーンズが大好きなのか、伝わったでしょうか?

なかなか試合観戦に行けないですが、
年に数試合、マリンスタジアムのライトスタンドでユニフォーム着て応援しています。

マリーンズの応援、楽しいですよ!

マリーンズのファンの方がいらしたら是非レッスンの前後で声をかけて下さい。



坂口昇司