【書評】★★★★☆
マーケティングの7つのコミュニケーション戦略を体系的まとめた本です。
過去から現在における企業がお客さんに対して何をどのように伝え、受け取ってもらえるようにするために、あらゆる接点を意識して設計するコミュニケーション戦略の系譜が描かれています。
メディアもマスからソーシャル、デジタルへと進化してきてコミュニケーション戦略の理論もポジショニング論、ブランド論、アカウントプランニング論、ダイレクト論、IMC論、エンゲージメント論、クチコミ論と時代の要請によって登場してきて、ときに組み合わせ等をしつつ戦略全体が進化してきています。
これらの戦略の変遷がわかりやすくまとめられているのでマーケティングの知識がまだまだ足りない私にとってとても役にたつ内容でした。
今の時代のマーケティングは、過渡期でメディアやユーザーやも多種多様になり、いろんなやりざまを試行錯誤しながら各社取り組んでいるかと思います。
成功するセオリーがない中、難しい時代だと思いますがだからこそ面白い時代だと考えれば、やる気になるかな(笑)