リバーレースとラッセルレースの価値の違いは、 それぞれの生産方法(”撚る”か”編む”か?)により凝固した労働時間の差と考えられる。

 それは、”撚る”、という生産方式(=労働)と”編む”という労働の手間(工数)の違いと推察できる。


 では、”撚る”という生産方式は一体何であるか?”撚る”というコトバから連想されるコトバは、


・こより

よりを戻す。

・腕によりをかけた料理


などがある。それぞれ、


・捻(ねじ)ってある

・深く親密な関係

・集中してsensitiveなキメ細かさ


が連想されると思う。”撚り”って一体何だ?はてなマーク


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 つれづれに、Web検索し学習ポイントを箇条書きする。


▼日本撚糸工業組合連合会:撚糸ってなに?

撚るとは、”ねじり合わせる”こと。

・糸にはもともと”撚り”がかかっているものもある。クラス化すると↓となる。

      糸                
↑汎化   |     ↓特化
  ――――――――          
  |      |          
 撚糸     無撚糸        


・繊維製品製造のライフサイクルは、「川上、川中、川下」と呼ばれる。システム開発現場でのウォータフォール開発と同じく”川波”に例えて工程が語られる。

・撚糸は、川中プロセスの糸加工工程で行なわれる。

・糸を”撚る”理由は、蚕から取れる生糸が細すぎてそのままでは使用できないことによる。

・生糸の束によりをかけて、丈夫にする。つまり、

 撚ると丈夫になる。

・撚りには

  右撚(S撚)

  左撚(Z撚)

がある。


▼ファッションタウン桐生推進協議会:撚糸について

・糸を撚る理由

①丈夫な1本の糸をつくるため

②糸で作られる生地の風合いや肌触りの異なる効果を出すため。

→撚糸でなく、”リバーレース”での”撚る”ことの理由は上記②の目的が主だろう。

・風合い・肌触りを変えるためには、

 撚りをかける回数の調整

 撚る糸の組み合わせ

 左撚、右撚の回転の調整

等の計算が必要である。

・撚り数は以下で定量化される。

 T/m

 (=糸1メートルあたり何回転したか)

・撚り数により、以下のようなサブクラス化が行なわれる。

 甘撚(500T/m以下)

 中撚(500~1000T/m)

 強撚(1000~2500T/m)

 極強撚(2500T/m以上)

・撚り姿は基本的に4種類に分類される。

分類


撚り姿


概要




片撚り

何本かの糸を引き揃えて、一回だけ撚りをかける。

光沢が強いが摩擦に弱い。




双撚り

(諸撚り)

先に何本か引き揃え左撚する。

出来た撚糸を更に引き揃えて合糸、さらに右撚りする。

①と③の中間で使用頻度は高い。



駒撚り




②と同じ生産方式。だが、撚度(=撚り数、撚りの回数)が高い。

摩擦には強いが光沢が少ない。



タスキ撚り

芯にある糸を包むように左撚と右撚をかける。

 
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 このような細やかな生産工程により、リバーレースの美しさ、繊細さ、微妙なニュアンスが表現されているのかと考えると、繊維分化の伝統に、ただただ驚くばかりである。


ブラジャー☆データモデリング★ERD☆哲学-Image4201.jpg

..to be continued.


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