【オーストラリア】資生堂、豪現法を清算:代理店方式に再編加速
資生堂オーストラリア(豪資生堂)が、8月末をめどに清算することが分かった。国内業務は既に現在の代理店であるコスマックスに移管済みという。国土が広いオーストラリアでは、現地に精通する代理店を通じてマーケティングする方が得策と判断したとしており、事業効率化の一環としている。【NNA豪州編集部】
資生堂の広報は、NNA豪州に対し「今後はコスマックスにオーストラリア市場を任せ、ニュージーランド(NZ)は資生堂NZの代表者が引き続き注力する」と話した。小売店側に所属する資生堂専属の販売スタッフ体制や、オーストラリアで取り扱う商品には変更はないという。
豪資生堂は1979年に100%出資の現地法人を設立。国内の主要百貨店や薬局などで化粧品などを輸入・販売してきた。資生堂グループの海外事業全体の中でオーストラリア市場が占める割合はわずか2~3%とされているほか、国土が広く人口が分散しているため流通コストがかさみ、国外の競合ブランドとの競争も激化していることも背景にありそうだ。また資生堂グループでは現在、インドやインドネシアなど新興市場での事業基盤の強化など事業再編を進めており、オーストラリア市場もその一環ではとの見方もある。
■年間18億豪ドル市場
オーストラリアの高級化粧品・香水市場規模は年間18億豪ドル(約1,710億円)以上で、高級百貨店デビッド・ジョーンズ(DJs)とマイヤーのシェアだけで60%以上になる。化粧品は、両百貨店の総売上高の約15~20%、婦人服に次ぐ2番目に大きいカテゴリーで総利益の25%を占める。
最近では、同業大手のポーラ・オルビスホールディングス(東京都中央区)が2011年に、地場のジュリーク・インターナショナルを買収して特別目的子会社を設立。仏高級ブランドのモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)グループ傘下の化粧品専門店「セフォラ」が今年末までに初出店を予定しているなど、シドニーは化粧品市場の激戦区とされている。
資生堂の広報は、NNA豪州に対し「今後はコスマックスにオーストラリア市場を任せ、ニュージーランド(NZ)は資生堂NZの代表者が引き続き注力する」と話した。小売店側に所属する資生堂専属の販売スタッフ体制や、オーストラリアで取り扱う商品には変更はないという。
豪資生堂は1979年に100%出資の現地法人を設立。国内の主要百貨店や薬局などで化粧品などを輸入・販売してきた。資生堂グループの海外事業全体の中でオーストラリア市場が占める割合はわずか2~3%とされているほか、国土が広く人口が分散しているため流通コストがかさみ、国外の競合ブランドとの競争も激化していることも背景にありそうだ。また資生堂グループでは現在、インドやインドネシアなど新興市場での事業基盤の強化など事業再編を進めており、オーストラリア市場もその一環ではとの見方もある。
■年間18億豪ドル市場
オーストラリアの高級化粧品・香水市場規模は年間18億豪ドル(約1,710億円)以上で、高級百貨店デビッド・ジョーンズ(DJs)とマイヤーのシェアだけで60%以上になる。化粧品は、両百貨店の総売上高の約15~20%、婦人服に次ぐ2番目に大きいカテゴリーで総利益の25%を占める。
最近では、同業大手のポーラ・オルビスホールディングス(東京都中央区)が2011年に、地場のジュリーク・インターナショナルを買収して特別目的子会社を設立。仏高級ブランドのモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)グループ傘下の化粧品専門店「セフォラ」が今年末までに初出店を予定しているなど、シドニーは化粧品市場の激戦区とされている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140730-00000009-nna-asia
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