今日のテレワークのBGMは、カラヤン指揮ベルリン・フィルのヴェルディ/歌劇「ドン・カルロ」(1978年録音)。
BGMには重いというか、向かないなぁ…と思いつつ、案の定、後半は仕事がBGMになってしまった
ヴェルディ/歌劇「ドン・カルロ」(4幕版 イタリア語)
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベルリン・フィル
ホセ・カレーラス、ミレッラ・フレーニ、ニコライ・ギャウロプ、ピエロ・カプッチルリ、アグネス・バルツァ、ルッジェーロ・ライモンディ、ホセ・ファン・ダム、エディタ・グルヴェローヴァ
今さら僕が書くまでもない名盤中の名盤。
だけど、イタリア・オペラの枠を超えて、完全にカラヤン・ワールドが展開される録音に、辟易している人も多いやに聞きます。
でも、ぼくは「ドン・カルロ」といえば、この録音だなぁ。
まず、この歌手陣が凄すぎる。
カラヤンじゃなきゃ、これだけの人を一同に集めることはできないし、現在から今後も二度とこうしたことはないでしょうね。
オペラ録音黄金時代の最後の方の傑作だと思う(良かったのは80年代前半くらいまででしょうかね)。
第3幕以降は、各場、大歌合戦の体。バルツァが吠えれば、フレーニも負けず劣らず、カレーラスの血管切れそうな熱のある歌、何度聞いても手に汗握る展開に、感動させられます
そして、バックのカラヤン/ベルリン・フィルのゴージャスなサウンド。
これはもう、録音でしかありえないバランスで、歌手一人とベルリン・フィルの咆哮が対等に聞こえます。
ありえないけど、魅了されてやまない。
来週、久々に新国立劇場での「ドン・カルロ」を聞きにいくけど、この録音がベースになっているので、どうも「ドン・カルロ」で感動した公演にめぐり合ったことがないんですよね。