シモーネ・ヤング指揮 読売日響 定期演奏会 6.24 東京芸術劇場 | sakagumoのブログ

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会社員です。クラシック音楽と読書と温泉が好きです。あと万年百十の王だけど、楽しくゴルフ⛳をすることが好きです。
最近は筆不精がたたって、読む専門です。

ダブルヘッダー。新宿から池袋へ。時間が空いたので、池袋の日高屋で生ビールと餃子。しめにチャーハン。日のあるうちの生ビールは何故美味しいのか。
 
読売日響、定期演奏会。定期会員になって初めて来れた(先月のロジェヴェン行けずに残念だった!)。会員特典のCD、カンブルラン指揮のシューベルト/グレートとコルネリウス・マイスター指揮のブラ2のどちらかを選べと。迷ったあげく、グレートを。2口会員になってれば、2種もらえるのかな?
 
恐らく全世界で一番有名な女流指揮者シモーネ・ヤングが登場。昨年、東京交響楽団を振っての勢いのあるブラームス4番の記憶が新しい。
 
来年は新日本フィルを振るというから、節操がないというか、オケ間の争奪戦がすさまじいというか。
 
前半はベフゾド・アブドゥライモフ(・・名前覚えられない!)氏のピアノでプロコフィエフの協奏曲第3番。90年ウズベキスタン生れ。
 
同曲をデッカレーベルで録音していることもあり得意の曲なのか。最近の若手共通の強靭なタッチで、分厚いオケの音にも負けない。
 
超絶難曲を、聞いている限りではノーミス。ヤングおばさんも20代の見目麗しい青年を万全のサポート。
 
アンコールはチャイコフスキーの「6つの小品」からノクターン。強靭なタッチだけでない、弱音を駆使したロマンチックな演奏。芸の幅を感じさせてくれました。このピアニストはいい。
 
後半、R.シュトラウスのアルプス交響曲。広い東京芸術劇場のステージがほぼいっぱいの大編成。16-14-12-10-8の弦に四管編成。おそらく総勢85名(バンダのホルン入れて90名近く)前後。サンダーマシンとウインドマシンの存在感が凄い。
 
この大編成をヤングおばさんは見事に統率。読響の地力は凄い。超絶高音が何度も出てくるトランペットにホルンもほぼ完ぺき。お尻響きが伝わってくるバストロンボーンなど迫力満点。
 
アルプス交響曲は昨年のドレスデン歌劇場管(聞いてないけど)とバイエルン放送響(聞いた)で極めり、という感じだったけど、今回の演奏も後々まで語り草になるかも。