ナントナク`ナントカ+ B級SHOCK! -141ページ目
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講義録2

イラストレーター講習会第二回

動画はこちらから

00:00-
今回はワタクシのお勉強もかねて
自分絵ではなくプロの絵を下敷きに使います。
使用する作品・キャラクターは

「悪魔くん」の主人公 埋れ木真吾 氏です。
原作者は水木しげる大先生♡です

タイトルがアレですが
お子様の情操教育にもってこいの
すばらしい名作アニメです。
もちろん、水木しげる大先生の作品らしく
ディープなオカルトネタ満載です。
東映の公式動画で全編見ることができますが
はやくDVD化してほしいところです。

--------------
この動画をアップする前日にニコニコから一斉消去されてしまいました
マックだから見れない・・・・・
--------------


この画像はsm1315371さんからお借りしました。
ただトレースしても面白くないので
あえてエコノミーで撮ってあります。
イラストレーターの良いところは
極小で作成してどんちょうサイズに拡大しても
画質が絶対に劣化しないところです。
つまり、イラレでトレースすれば

等身大の抱き枕を
自分で作れるというわけです。

というわけであなたの嫁をレッツトレース!
・・・ワタクシはショタコンではありませんよ



今回は前回で紹介したテクニック
+αで作成します。
前回のおさらいをしながら進行いたします。
まず
ペンツールでパスをザックリとりましょう。
さてここで問題がひとつ


---------------------------

最初からきっちりではダメなの?
・・・・・・・とのご質問を受けました。

下絵が高画質で変更や調整の必要がないならきっちりでもおkです。

今回はトレースなのでアレなのですが
物の捉え方には個性があって、その個性に合わせた作業方法でないと
意外に時間を食ってしまったり、思ったような物ができなかったりします。
私の場合は全体像をザックリとってから中身を詰めていくタイプなので
そういうふうに描くクセがついているというわけです。

----------------------------


顔と頭 どちらのオブジェクトを前面にしましょうか
ワタクシは額が見えるキャラは頭を前面に
髪の毛で額が隠れるキャラは前髪/顔/頭部で
頭部を一番後ろに持ってきます。
今回は左耳/前髪/頭部/右耳/顔
というオブジェクト順にします。

レイヤーは
右手/マント前/表情/顔/腕・服/元画像
という順番で重ねます。
重ねる順番は
右手のレイヤーウィンドウで変更します。

レイヤー内でのオブジェクトの重なり順の変更は手動ですることもできますが、
⌘ 「     背面に移動 
⌘ shift 「  最背面に移動
⌘ 」     前面に移動 
⌘ shift 」  最前面に移動
とCUI操作するほうがらくちんです。
CUIとはCharacter User Interfaceの略で
キーボードからのタイプ入力による操作です。
モニターの中身で操作するほうはGUIです。
Grafical User Interfaceの略です。
覚えるのは大変ですが、圧倒的に楽・早です。
要所要所で覚え方をお教えいたします。

この動画では大部分をCUI操作しているので
ワケが分からないところがあったら
すぐに手を挙げてください。
後ほど補講動画を作成いたします。


01:06
おかしなところがないか確認をしながら
試行錯誤をして厳しく見ていきましょう。
ラインが太すぎるなーと思ったら細くしたり
よく見えないときは色を変えたりしながら
根気よく作業しましょう。

02:00
今回は左耳のパスは閉じません。
始点と終点が
別の同じ色のオブジェクトの上にある場合は
パスを閉じなくても
背景の色が見えることはないので省略します。


パスファインダで合体させて
全体にグラデーションをかけたい場合は
前面のラインの方は塗りを透明にして
パスを前面にコピぺしてパスを閉じ
ラインを透明にしてから背面に送って塗りをつけ
その塗った部分と合体させたい部分を
パスファインダで合体させます。


分かりやすくいいますと、

パスが閉じてないと合体できないので
パスを閉じたオブジェクトを作りたいのですが
パスを閉じるとラインも閉じてしまうので
もうひとつパスの閉じたラインなしの
オブジェクトをライン付きパス開き
オブジェクトの背面に作成するということです。


たとえ話でいうと

2つのプールを合体させて
敷地いっぱいの大きいプールを作りたい。
しかし、現在存在するプールの一方は
野趣あふるる大人向け 流れっぱなしの
流れるプールなのでくっつけると
小さなお子さんが海まで流されてしまう。
それではいけないので、流れるプールの内側に
新たにもうひとつプールを作って
そのプールを合体させる
・・・・・・・というわけです。

02:50
どうにもうまくパスがつかめないときは
⌘ U スマートガイドモードにします。
スマートガイドモードにすると
マウスが乗っかっているところがピコンと
色が変わり、何の上にのっているのか
文字で教えてくれます。
さらに45度・75度・90度・135度など
設定した角度に近いところにハンドルを
持っていくとぴたっとあわせてくれたりします。
そんな機能がウザクなったら⌘Uで消せます。
このコマンドの覚え方は・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
う・・・うまく使えばスゴい機能!
と覚えましょう。(涙目)



大体の頭部の形が出来上がってきましたね。
そこでまずはセーブ。
⌘ S セーブです。
ゲームのSaveとおなじ頭文字です。


03:11
前髪を作っていきます。

髪の毛の流れ作りは楽しいけれど
顔の表情の次に繊細な作業が必要な箇所です。


03:50
このあたりで
鉛筆ツールを使用してパスをなでて
滑らかな髪の毛の流れを
丁寧に作成してゆきます。


画面的には
あたかも格闘技をしているようですが
実際、格闘技です。

油断をしていると
パスがひっくり返ってしまうので要注意。
ひっくり返ってしまった場合は慌てず、
⌘Zひとつ前の状態に戻してください。

Zは最後(last)のアルファベットです。
先週のことは英語でlast weekといいます。
つまりlastには「最後の」という意味の他に
「ひとつ前の~」という意味もあるのです。

というわけで
ひとつ前 = last = Z
というように覚えてください。

04:40
今回の画像はだいぶん
何が何やらといった状態なので
想像で補っていきたいと思います。

04:57
本当はりんかく線も別オブジェクトとして作ると
後から加工ができて面白いのですが
それをやると挫折者が続出しそうなので
今回はイージーにそれっぽくするために
<<ブラシ>>という機能を使います。
パスに強弱をつけたり、いろいろなニュアンスを
持たせることができるツールです。
角度などもいろいろ変更できるので
遊びながら感じを覚えていきましょう。


05:12
最初の着色はだいたいでokです。
ここでのポイントは
作成した色をスウォッチに入れることです。

スウォッチはカラーの下
ブラシに重なっています。
一度作った色はここに入れておけば
元の色に戻したいときすぐに戻せます。

さらに
これを<<スポットカラー>>モードにすると、
なんとこのスウォッチから色をとった
オブジェクトを<<<選択なし>>>で
一斉に色を変更することができるのです。
また、名前を付けて保存しておけば、
その色を含んだオブジェクトを別のウィンドウに
貼付けた場合、その設定も一緒についてきます。

この機能を使って
ひとつ別ウィンドウに移動させた後に
名前を付け替えてもうひとつ移動させれば
色違いを作成することも簡単にできるのです。

主に服が色違いの双子キャラやパッケージの
色違い見本を作成するときに使用します。


ワタクシが使用しているバージョンでは
「特色」という名称になっていますが
次回の装丁データの作り方の動画で
全く別の物に対して「特色」という名称を使用するので
本講ではスポットカラーと呼びます。


06:17
人物の最重要パーツ「顔」に取りかかります。
今回はこういうデザインなので
グラフィックツールで楕円を作成し、
楕円をちょこちょこといじって目を作ります。

一般的なアニメキャラクターの場合は
上下まぶたを別々に作り、
まぶた(まつげつける)/
黒目(ハイライト/瞳/虹彩/土台/)/
白目の順にかぶせます。

こまかく表情を直したい場合はコントロールキー
(キーボードの左手にある鉛筆マークのキーです)
をポチッとすると出現する移動という機能を使い
マウスだけでは不可能な
微妙な位置変更をしていきます。
左または下に移動させたい場合は
数字の前にマイナス記号(ー)
をつけてください。


07:32
口のところは塗りのパスと
上唇のラインが異りますので
ちょっと細工をします。

まず
塗りを必要としない部分も含めてラインを作り
それをコピーし、前面にペースト
飛び出した部分は削ってパスを閉じます。

⌘ C コピーです。CはCopyのCです。
⌘ F 前面にペースト
Frontと覚えてください。
ちなみに背面にペースト
⌘ B(Behind)です。
ただ貼付けるときは
⌘ V です。
このVは・・・・・・・・・・・
ベッタリのV・・・・・・・です。
「ペースト」なので⌘Pのような気がしますが、
⌘ P はPrint(印刷)です。
間違えないようにしてください。

舌ベロは前回ご説明したパスファインダで
ビシッといらないところをカットしましょう!


08:12
ここでも色は適当です。
後で直すときに識別しやすい色にします。


09:36
レイヤーがオンになったときの色が
めっちゃ見にくいので
色を変えます。

右のレイヤーウィンドウレイヤー部分
ちょいちょいとクリックすると色を好きな色に変更できます。




うん。かわいいぞ。


さて、顔ができましたね。
ここまでで2時間ほどです。
頬を染めると萌えてしまって作業どころでは
なくなってしまうので頬は最後に染めます。
もう一度いいますが、
ワタクシはショタコンではありません

では、体を作成しましょう。
顔ほど気を使う必要がないのでらくちんです。
コブシから作っていきましょう。
重なり順を考えながら
最低限のオブジェクトで構成できるようにします。


12:55
肌の色どうしようかなー
元の絵はちょっと赤すぎるから
少し変更しようかなーとか
いろいろ考えながら作業します。


13:43
袖は奥をを先に描いてパスが重なるところは
パスのみを⌘C⌘Fして
パスのしっぽのアンカーポイントから服の手前側を描きます。


そうすると2つオブジェクトのパスは
キレイにくっついて
境界線が分からない状態になります。


次回のために
もうちょっと胴の部分が欲しいので
元の画像では
切れてしまっているところも作画します。


14:13
ブローチを作成します。
漫画やアニメの世界ではこの模様を
ソロモンの星とか六ぼう星といいますが、
和名は籠目紋(カゴメモン)といいます。
有識紋と呼ばれる伝統的な模様のひとつです。
ちょっと雑学でした。

左手のツールボックスの中にある
円や四角を作るアイコンのとなりにある
多角形作成ツールを選択
画面上をクリックし頂点の数を3
と入力し三角形を作成します。

三角形ができたらコピー・180度回転してから
「移動」で位置を下にずらし籠目紋にします。
元絵とサイズ・角度を合わせたら
他の作業中に移動しないように
ロック・不可視化します。


14:47
マントには模様があるのであとで
クリッピングマスクを使用することも考えて
オブジェクトを作成します。


クリッピングマスクのコマンドは
⌘ 7 です。
ク→7と覚えてください。


15:34
今回はみなさんにこんなのオレでもできるわ!
と思っていただくための動画なので
凝る要素の少ない素材を選んだのですが


珠だけは

どうしても

ツヤ感を出したいのでちゃんと影をつけます。

影の作り方は
先ほどの袖口の作り方と少し似ています。

まずベースとなる珠を作り
それを前面にコピー
ラインを消してから
影にならない部分のアンカーポイントを
影の際まで移動させ、形を整えます。
こうすると影のオブジェクトが
下部のラインの上に乗っかってしまうので
ベースとなる珠をもう一度
前面にコピーし、塗りを消去します。
コレをひと珠ずつグループ化すれば
きれいな数珠の出来上がりです。


16:29
作業のために珠をひとつ不可視にします。


オカリナなど現実世界にある物は
ちゃんと資料を見て作画していきます。
近頃はインターネットで
ほとんどどんな物の画像でも
見ることができるので
めんどくさがらず
インターネットで調べましょう。



現実には存在しない物でも
どんな形態だと使いやすいかなど
考えると存在しそうな感じになります。


出来上がったら
グループ化します。

グループ化は ⌘ G です。
解除するときは⌘ shift G です。


17:33
一通りオブジェクトがそろいましたね。

不可視にしていたオブジェクトを
全てオンにしましょう!

完成間近です!



唐草模様は鉛筆ツールで描いていきます。
この辺はイージーに。だいたいでおkです。


18:00
いくらか渦巻きが描けたら
クリッピングマスクしましょう。


18:54
何をしているのか
画面ではさっぱりわかりませんが
⌘option括弧キーで
前面/背面のオブジェクトへ移動しながら
⌘Cして⌘Fして⌘shift」して⌘7
してしています。
このようにパスを何層にも重ねると
CUIを使用しなくては
どうにもならなくなってきます。


19:31
では、色の最終修正をしていきます。
元絵と並べてよーくチェックしましょう!

スポットカラーにしてあるので
パスの色に惑わされずにすみますね。






ふむふむ


あっ!
よく見ると袖の中と外の色は同じですね。

でも、コレはこのままにします。
色の見えがキレイなので


20:50
最後に絵の全体の印象チェックをします。
元画像が高画質だと
あまり必要はないのですが
今回は低画質なので、
ちょっとでも微妙なところは直します。

口角が硬いですね。
かわいさに直結する部分なので直します。
超拡大して作業したいので
ナビゲーターを召喚しましょう。

メチャメチャ拡大してもこのように
全体像を見渡せる素晴らしい機能です。
実に便利です!


21:19
えーと
後は左腕を足して、ちょっと装飾などをして
他の素材をちょこっと作って
第3講の装丁用素材として使用します。


以上。第二講でした。



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長くて申し訳ない。

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講義録1


第一回 講義録


動画はこちらから

この動画はアドビイラストレーターを
るんるんで使えるようになりたい!というあなたと
なんとなくフォトショと一緒に買ってみたけど
全然使っていないあなたのための動画です。

イラストレーターは手描きとは異なる部分が多く
はじめは扱いにくいのですが
慣れるとすてきなイラストが簡単に作れる便利なツールです。

もちろん
描いたイラストを加工して
装丁やwebページのデザインなどもできます。
あなたが毎日のように食べているお菓子のパッケージも
みんなイラストレーターでつくられているんですよ!
本講では
入校データ・カンプの作成までおこなう予定です。

今回は第一回なので
簡単な造形のマスコットキャラクターを作成する方法を
ご説明いたします。


00:38
イラストレーターはベジェ曲(ry


左手のツールボックスの上から三番目左側にある
どことなくペン先のようなアイコンを
ポチッと押してください。
コレがイラストレーターでの作画の基本となる
<<ペンツール>>です。
+とか-とかついているアイコンもありますが
それは無視してください。
無印アイコンのみを使用します。


00:57
まず
どこでも良いのでクリックしてみましょう。
ぽつんと小さな点が現れましたね。
この点を<<アンカーポイント>>といいます。
この点を始点として絵を描いていきます。

もうひとつアンカーポイントを打つと
今度は線ができました。
この線を<<パス>>といいます。

さらにアンカーポイントを打つと面が出来上がります。
ポンポンと好きなところに
アンカーポイントを打ってください。
なんとなく形ができましたね。
最初のアンカーポイントにカーソルを重ねると
カーソルのそばに○印が出現します。
そこでクリックすると
パスが閉じられてひとつの形が出来上がります。
この形ひとつを<<オブジェクト>>と呼びます。

アンカーポイント・パス・オブジェクトという用語は
必ず覚えてください。
覚えないとこの先がわけわかめです。


01:27
アンカーポイントを打つ場所は
絵が完成したときに凄くとがる所、凄くへこむ所、
そして緩やかなカーブの途中です。
簡単に修正ができますから
あまり深く考えず、ぽんぽんと打ってください。


いらないアンカーポイントができてしまいました!
こんなときは
無印ペンでアンカーポイントを消しちゃいます。

左手にあるツールボックス一番上右側の白いやじるしで
アンカーポイントを選択して消去する方法もありますが
今は使いません。


基本になるオブジェクトができたら
今度は丸みをつけましょう!
ペンツールアイコンの中にある < アイコンを
選択してください。
<でアンカーポイントをドラックすると
(マウスのボタンを押したままカーソル動かす)
棒が左右にのびてパスがグニャーンとなります。

グニャーン グニャ~ン
手描きにはない楽しい描画感です。

左右にのびた棒は<<ハンドル>>といいます。
ハンドルでカーブ具合を調節します。
<でハンドルをドラックすると
鋭角でムックリとしたパスになります。



02:22
色はカラーというウィンドウで調節します。
左上が画面、右下がパスのカラーです。
RGBとかCMYKとかいろいろありますが
今回は印刷しないのでRGBを使います。


2つ目のオブジェクトが出来上がりました。
オブジェクトの重なりの順番を変えようかなー
というときは
一番上の「オブジェクト」というメニューの中の
「アレンジ」で重なりの順番を変更します。
右下の「レイヤー」ウィンドウでも変更できます。


02:43
今度は図形を作ってみましょう。
ペンツールの右下のアイコンを選択してください。
いろいろな形のアイコンがでてきますが
今回は○を作りたいので○を選択してください。


オプションキーを押しながら画面をドラックする
マウスボタンを押した場所を中心に円を作成します。
シフトキーを押すと正円を作成します。
他の図形ツールも大体同じです。
□を選択した場合は正方形が作成されます。
細かく数字を指定して図形を作ることもできますが
今回はしません。
本能のままに気持ちよく○を作ってください。






さて
いくつかオブジェクトが出来上がりましたね。
ここで整列というウィンドウを見てみましょう。
表示されていなかったら
一番上の「ウィンドウ」というメニューの中に
入っていますので、そこから召喚してください。

見ればなんどなくわかるかと思いますが
オブジェクトを頭でそろえたり
まんなかでそろえたりするツールです。
複数のオブジェクトを
等間隔に配置しなおしたりすることもできます。
プレゼンの資料を作るときなどに重宝します。


03:32
このままではばらけたりするので
こいつらを仲間にします。
この仲間にすることを<<グループ化>>といいます。
オブジェクトメニューの「グループ」
仲間を解散させたいときは<<グループ解除>>します。
離れたオブジェクトどうしでも
仲間にすることができます。


ペンツールや図形ツールで作成したオブジェクトは
図形アイコンの下にあるどことなく鉛筆アイコン
つかうとパスを自由な形に変形させたり
0からフリーハンドでパスを作成することもできる
便利なツールです。
「そんなのあるなら先に教えろよw」
という声も聞こえてきますが
この鉛筆モードはあまり器用なことはできないので
ペンツールの補助に使用することをお薦めします。


03:58
続いてはパスファインダについてご説明いたします。
ファインダとはのぞき窓という意味です。
その名の通りオブジェクトに穴をあけたり、
パスを切り分けたりする機能があります。
この画面では左下に表示されていますが
ない場合は
一番上の「ウィンドウ」から召喚してください。
それぞれのアイコンはできることを表記してあるので
どれがどうなるのかいろいろ遊んでみてください。


04:22
続いてはブレンドです。
混ぜるという意味ですね。
2つの異なる形のオブジェクトを徐々に変形します。
Flashのシェイプトゥイーンに似ていますね
ブレンドオプションという欄で距離や個数で変化する段階数を決めて
ブレンドするを選択すると
新しいオブジェクトが生成されます。
ちなみに距離で変化するように設定した場合は
オブジェクトの中心どうしの距離になります。

ブレンドをしたら「拡張」してください。
ブレンドオプションのそばに「拡張」と
描いてあるのでオブジェクトどうしの間隔に納得したら
迷わず拡張してください。
ブレンドで生成したオブジェクトは
拡張しない限り個々のパスを操作できません。


自分の大学でも
ここを聞き逃してパニックに陥った学生がおりました。
「せんせー!このソフト壊れてるよ!!」
また、ブレンドしたオブジェクトをさらに
ブレンドしたい場合も拡張してください。
拡張しないとなんか変な感じになります。

なかなか面倒な作業なので
ある程度、慣れたらコマンドを使います。
コマンドの説明は次回行う予定です。


05:26
ある程度ブレンドしたので、さらに個数を増やすために
今度はオプションキーを押しながらドラッグします。
ほら、なんか模様ができましたよ。
このままグラデーションをつけて壁紙にしてもキレイ!



今回はこれを先ほど作ったオブジェクトに合成します。
その前にいらない部分を削ってから、バラバラに
ならないように水玉をグループ化しましょう。


05:44
まず
合成する土台になるオブジェクトをコピーします。
ごく普通にコピーしてください。
コピーしたら「コピーする」のメニューの下にある
「前面にペースト」を選択してください。
パッとみ画面上には変化がありませんが
コピーした画像の真上にペーストされています。

次に
土台が柄よりも手前にしなければ合成できないので
先ほどの「アレンジ」で最前面に移動させてください。
模様の部分が真っ赤になりましたね。
コレで合成の準備が整いました。

土台と柄の両方を選択したら
上の「オブジェクト」メニューの
「クリッピングマスク作成」
を選択してください。
土台からはみ出た部分は見えなくなりましたね。
クリッピングマスクは写真でも有効なので
好きな人の写真を
ハート形にくりぬくということもできますw
さあ、もう少しで完成です。がんばってください!


06:14
この水玉模様にグラデーションをつけちゃいましょう!

グラデーションは左のツールボックスの
どことなくグラデーションのかかったアイコンと
右手のグラデーションウィンドウの連携で作成します。
円形線形
2タイプのグラデーションが選択できます。
複雑なグラデーションを作る機能もありますが
次の次くらいの回にご説明いたします。

今回は立体感を出したいので円形にします。
右上のカラーパレットから
右下のグラデーションウィンドウに
ドラッグアンドドロップで色を落とし込んでください。

グラデーションウィンドウ上の
▽でグラデーションの距離?の
変更をすることができます。
現行の色の中間点をとった
色をつかって変更したい場合は
グラデーションウィンドウ下をクリックして新しい
カラーの入力場所を作ってください。


左側のグラデーションツールで線を引っ張ると
線の始点を中心にグラデーションの範囲が決まります。
簡単な造形ならコレで十分な立体感が出せます。



ちょいちょいと目に光を入れましょう


とりあえず!なんとなく!できました!

まとめです。

自作動画の紹介といろいろ解説をしていこうと思います。


イラストレーター講習会~初級編01~
第一回はそれほど難しいモノではないので
初めてのみなさんも十分についていけたかと思います。
ようはパスをつないでハンドルでぐりぐりすれば
イラストレーターで絵を描くことができるのです。


イラストレーター講習会~初級編02~

イラレ講習会第二回
水木しげる大先生原作「悪魔くん」をトレースしてみました。
とてもかわいい男の子ですね。
原作は全く異なるストーリーコンセプトの作品が3種類存在します。
極貧の貸本作家から売れっ子作家になるまでの水木先生の気持ちの変化が
よく見て取れるシリーズだと思います。
この悪魔くんは一番怖くない最後の悪魔くんです。
アニメの監督は佐藤順一さんです。
背景などの色もとてもきれいで・・・・
なんて言ったらいいのでしょう
子供に見せたいアニメですね。
今もっともDVDを出してほしい作品です。

今回はだいぶん長い映像だったのですが、
みなさん大丈夫だったでしょうか?
コマンド操作や多重パスの操作など、
自分がなかなか覚えられなかった部分はどうしても言葉数が増えてしまいます。

流れると文字が読みにくいとのご指摘がありました。
全く持ってその通りです。申し訳ありません。
次回からは詳しい説明はこちらに書くか音声で入れるかしようと考えております。
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