ホンマ製作所 クッキングストーブRS-41 改造 | えひめの NC750X と XR125L

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ホンマ製作所 クッキングストーブRS-41


最近、うちの親父もアウトドアクッキングに凝り出したのか
ホンマ製作所の薪ストーブを庭に置いたらしい。

別に、そんなことは知らなかったのだけど
久しぶりに実家に行ってみると置いてたので
いろいろと興味深くって、いじくってみた。

こいつは本来の使用目的は、名称の通り薪ストーブではなく
クッキングストーブらしい。
そのせいもあってか、かなり気密性が悪いし
セットで付いてくる煙突は、短すぎてまるで使い物にならない。


 
 
とりあえず使ってみて、一通りできるだけのことはやったけど
まあ、煙突が短いので、全然空気を吸ってくれない。

ドラフトしないし、煙が逆流して扉の隙間からモクモク出てくる
そうかと言って、ガンガン燃やすと、煙突の先から炎が上がる。

そのせいで、火持ちも悪いし、温度が全然上がらないし
非常に効率が悪くて、はっきり言って、だめだこりゃ・・・

とはいうものの、セットのものだけだと使い物にならないだけで
ちょっと工夫するだけで、劇的に使い勝手は良くなるはずだと思う。

そして、翌日。
前回のキャンプで余分に買ってしまった106φの煙突を持ってきて
煙突900mmx3本=2700mmに延長しました。

でも、もともとの煙突は100φ
当然そのままではスカスカではまらないので、100φの煙突の方に、
盆栽用のアルミの針金(3mm)をぐるぐると,4週くらい巻きつけてやると
100と106が、ぴったし隙間なくハマりました。

 


 

煙突トップの方は、改造なしでも
逆に106の内側ににぴったりはまりました。

煙突を延長すれば、吸い込みは絶対に良くなるはずですが・・・


 
ストーブ煙突穴

火止めは、この穴にフタがカポっとハマるだけの構造です。

一番の問題点は、火止めの構造が悪くて
不完全燃焼の煙が大量に吸われてしまうことと
炎がそのまま吸われてしまうことです。
なので、ここを一番重視して改造しました。

というわけで
急ごしらえですが、そこらへんに転がってた、あり合わせの材料で
こんなものを作ってみました。

 

0.5mmの板金を円筒状に巻いて
1/3の部分は、ステンレスのメッシュにしています。
てっぺんのフタは、もともと付いていた火止めのフタです。

これを、さっきの火止めがハマってた穴に
このようにカポっとはめます。

 

隙間なくぴったりハマります。

 

メッシュの部分を上に向けることで
炎が直に吸われることをできるだけ少なくしました。
 メッシュは火の粉を止めるためです。

以上で、改造の第一段階は終わり。

早速火を入れてみます。

 

かなりいい感じで、まるで別のストーブかのように
RS-41は生まれ変わりました。

しかし、あれだけ吸い込み口を小さくしたつもりなのに
まだまだ吸い込みがキツ過ぎました。

あんまり吸い込みがきつくても燃費が悪くなるだろうということで
メッシュの部分を、さらに2/3塞いで、吸い込み口を1/3にしました。
実際の面積で言うと、15cm2くらいの小さい吸い込み口になります。


 
 


 
 
それで燃やしてみると、さらにさらに、いい感じ。

炎が吸われることもほとんどなく
もちろん煙が逆流することもありません。

しかし、この製品の根本的な欠点があるな
薪を投入する扉の締りが悪くて
扉を閉めてても、空気が入り放題。
なので、絞って燃やすことはできません。

でもまあ、空気穴を全部塞いで、扉を閉めた状態で燃やすのが
一番いい感じの温度だったので、とりあえず良しとしましょう。
(全閉状態にしても、かなりの空気が入っているようです)

温度を上げたい時は、空気穴全開にすれば
かなり豪快に燃やすこともできるしね。

今度、キャンプに持って行ってみようかな?
 

 

 

 

 

 

 


ガラス窓付きは、メラメラが見えるので癒されますねー