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続きものです。-1-からどうぞ。

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手紙・・・・・・。
きっと、母親が彼女の遺族と話したのだろう。非常識な行動だが、母親にそんな行動を起こさせてしまうほど、今の自分は酷い状態なのかもしれない。
文句を言えるはずもなく黙って手紙を受け取った。
しかし、なぜ手紙なんて。しかも弟?
面識などなかったはずだ。弟がいることすら知らなかった。
『弟がいる』。自分はそんなことすら知らなかったのか、と改めて自分を情けなく思った。きっと、美咲ちゃんのように素直ないい子なのだろう。

なんとなくある疑問が頭に浮かんだ。
もしかしたら・・・。
慌てて封筒の封を切り手紙を読み始める。

挨拶文ののち、最初にあったのは謝罪の言葉だった。
『あなたとは一度お会いしたことがあります。その時、私は姉の彼氏だと名乗りました。』
ああ、やはり・・・・・・。
釣り合うのは無理もない。お似合いなのも当然だ。違和感がなくて当たり前だ。
『姉は不治の病でした。体調が急激に悪化したのは嵐の日でした。』
嵐・・・・・・あの日か。僕が心配で珍しく自分から電話を掛けたあの日。
『それから、日を空けて何度も小発作を繰り返し、その度に持ち堪えていたのですが、先日ついに命を落とすことになりました。』
手紙には何故、彼氏のフリをしたのかが続けて書いてあった。けれど、もうそれは読まなくても分かる。心配性の僕にこれ以上心配をかけないため、僕に弱った姿を見られないようにするため。彼女はどこまでも優しい人だ。自分は何もしてあげられなかった。

手紙は続く。
『何度か姉とあなたの会話を聞いたことがあります。姉はあなたに『今日はいいことがあった』と言っていました。』
そうだ。彼氏ではなかったなら何があったと言うのだろう。それどころか重い病気に罹っていた。どんないいことがあったというのか。
『私は不思議に思い姉に尋ねたのです。何かいいことがあったの?と。そうしたら、姉は笑顔で応えました。』

『『好きな人が電話をくれたの。』これは他でもないあなたのことです。』
涙が溢れた。久しぶりに涙を流したような気がする。止まらない。ダムが決壊したかのように溢れ出す。
なんだ。何もしてあげられなかったわけじゃなかったんだ。
僕は、僕は、それでもやっぱり何もわかってはいなかった。

『姉は、『やっと花が咲いた』と言っていました。雨が強く降る度、笑顔を輝かせていました。最期まで姉は姉らしく笑っていました。本当にありがとうございました。』

そうか。そうか。
良かった。君にも春は来たんだ。
僕が運んであげられたんだ。
いや、君が運んで来てくれたのかもしれない。




それから何十年経っても今でも雨が降ると君を思い出す。
きっと君は幸せだと笑っているだろう。
僕も笑えるようになったよ。
ありがとう、みさきちゃん。



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拙い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。
初めて完結させることが出来ました。
途中の文章をダラダラ書いてしまうとまた途中で筆を止める気がしていたので必要最低限の文章になってしまいました。
感情移入が間に合わないよ!って方、本当に申し訳ないです。
完全に自己満足になってしまいましたが、それでも誰かの心に届いてくれたら嬉しい限りです。
それでは失礼します。