俺が守るから
信用してくれ
頼ってくれ
そんな綺麗な言葉をこんなにも貰えたことは今までなかった
ずっと欲しかった
頼れる相手を求めていた
受け止めてくれる相手を望んでいた
けれど言われてみて思う
この人たちは俺に助けを求めているのだ
他人を助けられるほどの強さを持つ人は
助けを求めていない相手を助けようとはしない
俺を助けると言いながら伸ばされた手は
同じ高さから伸ばされた物だった
俺を引き上げるための手ではない
俺と手を繋いで歩きたいのだと知った
ならばその手は掴んでも
決して重荷になってはいけないのだろう
時々振り返りながら歩くあなたは
俺がいたら上には上がれないのだろう
それでもいいときっとあなたは言う
けれどそれじゃダメなんだ
俺の手は二つしかないから
手を繋ぎ続けることは出来ないんた